ぶどうや桃、りんご、びわの手入れを始めるなら、最初にそろえたいのが、枝の太さと高さで使い分けられる剪定道具。

細い枝は片手ばさみで整え、太くなった枝は両手ばさみやのこぎりへ持ち替えると、無理な力をかけずに作業を進めやすいですよね♪

でも、いざ道具をそろえようとすると、「剪定ばさみだけで足りる?」とか、「高い枝やぶどうの房には何を使えばいい?」と迷ってしまう方も多いはず。

疑問の表情をしたシバボー シバボー
果樹の種類が違っても、同じ道具で剪定していいの?

切れない枝へ力任せに刃を入れると、手首を痛めたり、枝が不意に折れて体へ当たったりすることも。

シバボー シバボー
枝の太さと高さに合う道具を、先に決めておこう!

そこでこの記事では、果樹の剪定と収穫を安全に進めるための道具7点を、枝径・高さ・作業別に使い分けるコツとともに紹介します!

筆者もぶどう・桃・りんご・びわの剪定や収穫をしてきましたが、太い枝を一度に力任せで切るより、軽い力で刃を進められる道具へ持ち替えたほうが作業を続けやすいと感じました。

シバボー シバボー
軽い力で進まない枝は、無理をせず道具を替えよう!

この記事を読めば、自分の果樹と作業場所に合う道具を選び、安全に手入れを始められますよ♪

というわけでこの記事は、「果樹の剪定道具おすすめ7選!ぶどう・桃・りんご・びわで使い分けるコツ」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • ぶどう・桃・りんご・びわを自宅で剪定している方
  • 枝の太さに応じた道具の持ち替え方を知りたい方
  • 握る力を抑えながら果樹の枝を整えたい方
  • 高い枝や収穫時の安全な進め方を確認したい方
  • 自分の作業に必要な果樹用の道具を知りたい方

果樹の剪定道具は枝の太さ・高さ・作業で使い分ける

今回紹介する7点は順位や一括購入用のセットではなく、枝の太さ・高さ・作業内容に応じて必要な道具を選ぶための候補です。

外観 商品名 向いている用途 選ぶポイント 購入先
アルス VS-7Zの商品画像 アルス VS-7Z 手元の細枝を整える 込み合った枝を狙って切りたい人 全長180mm・212g・生木15mm目安
千吉 SGP-22Rの商品画像 千吉 SGP-22R 握る力を抑えたい 太めの枝を段階的に切りたい人 全長約200mm・240g・生木20mm目安
アルス LPB-30Sの商品画像 アルス LPB-30S 中太枝を両手で切る 枝が混んだ場所で太枝を切りたい人 全長482mm・860g・生木34mm目安
千吉 SGLP-9の商品画像 千吉 SGLP-9 高い細枝を地上から 手が届かない枝を地上で切りたい人 1.8〜4m・生木15mm目安
アルス GR-17の商品画像 アルス GR-17 硬い枝はのこぎりへ 狭い枝の間でのこぎりを使いたい人 刃長170mm・175g・替刃式
ショーワ No.341の商品画像 ショーワ No.341 枝を支える手を保護 刃物を使う手元の滑りを抑えたい人 天然ゴムコート・S〜L
長谷川工業 GSC-120aの商品画像 長谷川工業 GSC-120a 足場を安定させる 低めの樹を安定した足場で整えたい人 天板高さ1.21m・使用最大高さ0.61m・4.4kg
  • ぶどうの房に近い作業や、桃・びわの混んだ枝には短い片手ばさみやのこぎりを使う
  • りんごなど高さが変わる木には、高枝用の道具と安定した足場を組み合わせる
  • 収穫ばさみは果実の軸だけに使い、木質化した枝には使わない

ぶどう・びわ・桃の果実を傷つけにくい刃先を選びたい方は、果樹用収穫ばさみおすすめ6選も参考にしてください。

果樹ごとに道具を選ぶ前に確認したいこと

果樹の名前だけで道具を決めず、切る枝の太さと、地面からの高さを先に見ておくと迷いません。

細枝・中太枝・硬い枝で持ち替える

  • 手元の細い生木は、片手用の剪定ばさみで切る位置を狙う
  • 刃が進みにくい中太枝は、両手でテコを使える太枝切りばさみへ替える
  • 硬い枝や節のある枝は、表示された切断目安より細くても無理をしない

そのときは無理にこじらず、剪定のこぎりで切り溝を作りながら進めるのが安全です。

果樹の細枝は剪定ばさみ、中太枝は太枝切りばさみ、硬い枝は剪定のこぎりへ使い分ける図解

片手用のモデルを詳しく比較したい方は、手動の剪定ばさみおすすめ6選を確認してください。

ぶどう・桃・りんご・びわは作業場所で考える

  • ぶどうは、つるや房の近くへ入れやすい小回りの利く刃物を選ぶ
  • 桃は、枝が重なる場所で切る位置を決めてから短い道具を入れる
  • りんごやびわの高い枝は、腕を伸ばし切らず高枝用の道具へ替える

剪定と収穫で使う道具は同じではないので、果実の軸を切る場面だけ収穫ばさみへ持ち替えてください。

シバボー シバボー
果実の近くは収穫ばさみ、木の枝は剪定道具と分けよう!

高さより安全な足場を優先する

  • 背伸びや、脚立の上で体を乗り出す姿勢を避ける
  • 地上から届かない太枝や危険な位置の枝は専門業者へ相談する
  • 電線・道路・家屋の上へ伸びた枝は自分で切らない
  • 園芸用三脚は平らで締まった地面へ設置し、枝の落下範囲を空ける

高い枝に合う長さを比較したい方は、高枝切りばさみおすすめ6選も役立ちます。

枝を切る5点に、手元を守る手袋と足場を整える園芸用三脚を加えていますが、作業内容に必要なものだけを選んでください。

筆者はぶどう・桃・りんご・びわの剪定や収穫で複数種類の剪定ばさみとショーワグローブを使っていますが、今回の7型番すべてを使った比較ではありません。

それでは、果樹の剪定に役立つ道具7点を紹介していきます。

アルス 剪定鋏 VS-7Z|手元の細枝を狙って整える

細い生木を切る基本の1本には、アルスの「 剪定鋏 VS-7Z 」が候補になります。

果樹の細枝を狙いやすい
PICK UP TOOL

アルス 剪定鋏 VS-7Z

全長180mm・212gで、生木の切断目安は15mm。打ち合いクッションとワンタッチストッパーを備えた剪定鋏。

アルス 剪定鋏 VS-7Z
  • 全長180mmで、ぶどうや桃の込み合った枝へ刃先を運びやすい
  • 打ち合いクッションが切断時の衝撃を受け止める

剪定鋏 VS-7Z 」は生木15mmが切断目安のため、太い枝へ無理に使わないのが長持ちさせるコツ。

アルスの「 剪定鋏 VS-7Z 」は、果樹の細枝を小回りよく整えたい方におすすめです♪

果樹の細枝を狙いやすい
PICK UP TOOL

アルス 剪定鋏 VS-7Z

全長180mm・212gで、生木の切断目安は15mm。打ち合いクッションとワンタッチストッパーを備えた剪定鋏。

千吉 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R|握る力を分けて太めの枝を切る

一度に強く握り込む負担を抑えたい方には、千吉の「 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R 」が合います。

ラチェットで力を分けて切る
PICK UP TOOL

千吉 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R

全長約200mm・240gで、生木20mmまでが目安。フッ素コート刃とラチェット機構を備えた剪定鋏。

千吉 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R
  • ラチェット機構は、何回か握り直しながら刃を進める仕組み
  • 筆者も、一度で力任せに切るより、軽い力で進む種類へ替えたほうが手首へ負担をかけにくいと感じた

SGP-22R 」は細枝をテンポよく切るには手数が増えるため、太めの生木へ用途を絞るのがおすすめ。

千吉の「 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R 」は、握力に不安があり、枝を少しずつ切り進めたい方におすすめです♪

ラチェットで力を分けて切る
PICK UP TOOL

千吉 ラチェット式剪定鋏 SGP-22R

全長約200mm・240gで、生木20mmまでが目安。フッ素コート刃とラチェット機構を備えた剪定鋏。

アルス 太枝切り鋏 ロッパーS LPB-30S|枝が混む場所の中太枝へ

片手ばさみでは刃が止まる中太枝には、アルスの「 太枝切り鋏 ロッパーS LPB-30S 」へ持ち替えましょう。

短柄で中太枝を切りやすい
PICK UP TOOL

アルス 太枝切り鋏 ロッパーS LPB-30S

全長482mm・860gで、生木の切断目安は34mm。枝の間へ刃先を運びやすい短柄の太枝切り鋏。

アルス 太枝切り鋏 ロッパーS LPB-30S
  • 全長482mmの短柄で、桃やびわの枝が重なる場所でも動かしやすい
  • 両手でハンドルを閉じるため、片手用よりテコを生かせる

LPB-30S 」は短いぶん、長柄の太枝切り鋏ほど切断力を得られません。

アルスの「 ロッパーS LPB-30S 」は、枝が込み合う果樹で中太枝を整理したい方におすすめです♪

短柄で中太枝を切りやすい
PICK UP TOOL

アルス 太枝切り鋏 ロッパーS LPB-30S

全長482mm・860gで、生木の切断目安は34mm。枝の間へ刃先を運びやすい短柄の太枝切り鋏。

太枝切りばさみの長さやラチェット式の違いは、太枝切りばさみおすすめ6選で確認しておきましょう。

千吉 強力剪定伸縮高枝切鋏 4M SGLP-9|高い細枝を地上から切る

手が届かない細枝には、千吉の「 強力剪定伸縮高枝切鋏 4M SGLP-9 」が候補です。

高い細枝を地上から狙う
PICK UP TOOL

千吉 強力剪定伸縮高枝切鋏 4M SGLP-9

約1.8〜4mの7段階伸縮式で、生木15mmまでが目安。鋸刃・肩掛けバンド・刃先ガイド付き。

千吉 強力剪定伸縮高枝切鋏 4M SGLP-9
  • 約1.8〜4mまで伸ばせ、りんごやびわの高い細枝を地上から狙える
  • ヘルメット・保護メガネ・滑りにくい手袋・長袖を着用する
  • 切る枝の真下には立たず、落下方向から体を外す

鋸刃も付属しますが、ポールを伸ばすほど先端は重く感じやすいので、腕を伸ばし切って扱わないことが大切です。

SGLP-9 」は生木15mmが切断目安で、太い枝や危険な位置の枝へ無理に使う道具ではありません。

千吉の「 強力剪定伸縮高枝切鋏 4M 」は、脚立へ乗らずに高い細枝を整えたい方におすすめです♪

シバボー シバボー
ポールを伸ばすほど重くなるから、休憩を入れて使おう!
高い細枝を地上から狙う
PICK UP TOOL

千吉 強力剪定伸縮高枝切鋏 4M SGLP-9

約1.8〜4mの7段階伸縮式で、生木15mmまでが目安。鋸刃・肩掛けバンド・刃先ガイド付き。

アルス カーブソー GR-17|硬い枝は小回りの利くのこぎりへ

太い枝や硬い枝には、アルスの「 カーブソー GR-17 」も候補です。

短い曲刃で枝の間へ入れやすい
PICK UP TOOL

アルス カーブソー GR-17

刃長170mm・175gの折りたたみ式。高炭素刃物鋼の曲刃と替刃を備えた剪定のこぎり。

アルス カーブソー GR-17

刃長170mmの短い曲刃は、枝が交差する場所で切る方向を確保したいときに役立ちます。

シバボー シバボー
剪定ばさみの刃が止まる枝は、のこぎりへ持ち替えよう!

太枝切りばさみの刃が進まない枝は無理にこじらず、のこぎりで切り溝を作りながら進めましょう。

カーブソー GR-17 」は太枝を一気に切る長さではないため、長いストロークが必要な枝には別の刃長も検討してください。

アルスの「 GR-17 」は、果樹の混んだ枝の間で小回りを優先したい方におすすめです♪

短い曲刃で枝の間へ入れやすい
PICK UP TOOL

アルス カーブソー GR-17

刃長170mm・175gの折りたたみ式。高炭素刃物鋼の曲刃と替刃を備えた剪定のこぎり。

折りたたみ式とサヤ式、刃の長さまで比べたい方は、剪定のこぎりおすすめ6選も確認しましょう。

ショーワグローブ No.341 ライトグリップ|枝を支える手元の滑りを抑える

剪定ばさみやのこぎりを使う前には、ショーワグローブの「 No.341 ライトグリップ 」のような作業用手袋も用意しましょう。

手元の滑りを抑えて枝を持つ
PICK UP TOOL

ショーワグローブ No.341 ライトグリップ

手のひらに天然ゴムを薄くコーティングした背抜き手袋。S・M・Lから手に合うサイズを選べる。

ショーワグローブ No.341 ライトグリップ
  • 枝を支える手が滑ると、刃の進路へ指を近づける危険がある
  • 天然ゴムを薄くコーティングした手のひらで、枝やグリップの滑りを抑えやすい

No.341 ライトグリップ 」は刃やトゲを通さない手袋ではないため、切断中の刃へ手を近づけない基本は変わりません。

ショーワグローブの「 No.341 ライトグリップ 」は、手の感覚を残しながら枝を持ちたい方におすすめです♪

シバボー シバボー
手袋を着けても、刃の進路へ手を出さない基本は同じだよ!
手元の滑りを抑えて枝を持つ
PICK UP TOOL

ショーワグローブ No.341 ライトグリップ

手のひらに天然ゴムを薄くコーティングした背抜き手袋。S・M・Lから手に合うサイズを選べる。

トゲのある枝も扱う方は、手の甲や手首までの保護も含めて剪定用手袋おすすめ6選を比べてください。

長谷川工業 園芸用三脚 GSC-120a|低い樹を安定した足場で整える

低めの果樹を安定した高さから整えたい方には、長谷川工業の「 園芸用三脚 GSC-120a 」が候補になります。

園芸作業の足場を安定させる
PICK UP TOOL

長谷川工業 園芸用三脚 GSC-120a

天板高さ1.21m・使用最大高さ0.61m・質量4.4kg・最大使用質量100kg。後支柱を15cm単位で調整できる園芸用三脚脚立。

長谷川工業 園芸用三脚 GSC-120a
  • 天板高さは1.21m、立って使える上限の使用最大高さは0.61m
  • 後支柱は15cm単位で調整し、3本の脚を安定して接地させる
  • 足場を整えて、枝へ届かせるための背伸びを減らす

GSC-120a 」は高所の危険をなくす道具ではなく、平らで締まった地面に設置しても、無理な姿勢を取らないことが必要です。

長谷川工業の「 園芸用三脚 GSC-120a 」は、低めの果樹を安定した足場から整えたい方におすすめです♪

園芸作業の足場を安定させる
PICK UP TOOL

長谷川工業 園芸用三脚 GSC-120a

天板高さ1.21m・使用最大高さ0.61m・質量4.4kg・最大使用質量100kg。後支柱を15cm単位で調整できる園芸用三脚脚立。

園芸用三脚の高さや脚部の違いは、園芸用三脚脚立おすすめ6選で確認しておきましょう。

果樹の剪定を安全に進めるポイント

刃物と高所作業が重なる果樹の剪定では、切る枝より先に、足元と枝の落下先を確認するのが基本です。

  • 保護メガネ・手袋・長袖を着用する
  • 高枝切りばさみを使うときは、ヘルメットも着用する
  • 高枝切りばさみで切る枝の真下には立たない
  • 枝を支える手は、切る位置と刃の進路から十分に離す
  • 切れた枝が落ちる範囲へ、人・車・鉢などを入れない
  • 刃が止まったらこじらず、太枝切りばさみやのこぎりへ替える
  • 雨天・強風・地面がぬれている日は作業を中止する
  • 園芸用三脚は使用最大高さを超えて上らず、天板には乗らない
  • 電線・道路・家屋の上へ伸びた枝は、自分で切らず専門業者へ相談する
  • 高い枝へ体を乗り出さず、地上から届かない位置は専門業者へ相談する
木材の上に置いた筆者所有の赤い背抜き作業用手袋
筆者が庭仕事で使っている背抜きタイプの作業用手袋。紹介しているNo.341とは別の所有品ですが、枝を支える手へ使う手袋は、指先の余りと滑り止めの位置を確認して選んでいます。
果樹を剪定する前に保護具、安定した足場、枝の落下先を確認する図解

切った枝が多く出る場合は、無理に抱えて運ばず、処理方法まで先に決めておくと片付けがスムーズです。

自治体回収・持ち込み・庭での再利用を比べたい方は、剪定枝の処分方法5選も参考にしてください。

枝の粉砕方法を知りたい方は、ガーデンシュレッダーおすすめ6選も参考にしてください。

果樹の剪定道具おすすめ7選:まとめ

この記事は「果樹の剪定道具おすすめ7選!ぶどう・桃・りんご・びわで使い分けるコツ」について書きました。

果樹の剪定では、細枝用の剪定ばさみ、中太枝用の太枝切りばさみ、硬い枝用ののこぎりを使い分けるのが安全への近道です。

今回紹介した候補は、細枝を整えるVS-7Z、軽い力を分けるSGP-22R、混んだ枝へ入れやすいLPB-30S、高い枝へ届くSGLP-9、小回りの利くGR-17、手元を支えるライトグリップ、足場を整えるGSC-120aと役割もさまざま。

シバボー シバボー
枝の太さと高さで持ち替えれば、果樹の手入れを落ち着いて進められるね!

ぶどう・桃・りんご・びわのどれを手入れする場合も、切れない枝へ無理な力をかけず、作業場所に合う道具を選んでください。

安全な道具の使い分けで、果樹の手入れを楽しみましょう♪

参考にしたメーカー公式情報