果実の軸や野菜の茎を切るなら、剪定ばさみより小回りが利く収穫ばさみが便利です。
短い刃先を果実の近くへ入れやすく、狙った軸だけを切りやすいのが魅力ですよね♪
でも、いざ探してみると、「曲刃と細い直刃では何が違うの?」とか、「ぶどうにもびわにも同じはさみを使える?」と迷ってしまう方も多いはず。
収穫ばさみは軽さだけで選ぶと、房の奥へ刃先が入らなかったり、刃先が果実へ触れやすかったりします。
そこでこの記事では、刃先の形・刃長・重さを比べながら、家庭の果樹や菜園へ使いやすい収穫ばさみを6本厳選して紹介します!
筆者はぶどうと桃の剪定を行い、びわの収穫時には邪魔になる枝を整理してきました。
果実の近くでは切断力よりも、残す実と指の位置を確認しながら刃先を運べることが大切だと感じています。
この記事を読めば、育てている果樹と作業量に合う1本を選び、安全に収穫を進められますよ♪
というわけでこの記事は、「果樹用収穫ばさみおすすめ6選!ぶどう・びわ・桃に使いやすい形を比較」について書きました。
この記事がおすすめな人
- ぶどう・びわ・桃などの果実を自分で収穫する方
- 果実へ刃先が当たりにくい形を知りたい方
- 曲刃と細い直刃の使い分けで迷っている方
- 軽さと握りやすさを比較して選びたい方
- 収穫ばさみを安全に使うポイントを確認したい方
果樹用収穫ばさみおすすめ6選を一覧で比較
今回紹介する6商品を、全長・重さ・刃の形・向いている作業で比較しました。
| 外観 | 商品名 | 向いている用途 | 選ぶポイント | 購入先 |
|---|---|---|---|---|
| | 岡恒 No.301 果実へ当たりにくい反刃 | 柑橘や丸い果実の軸を深く切りたい人 | 全長162mm・100g・刃長24mm | |
| | サボテン AG-2 衝撃吸収クッション | 収穫本数が多く手への負担を抑えたい人 | 全長154mm・96g・曲刃 | |
| | アルス 320DX-M-BP ぶどう向けソリ刃 | ぶどうの房へ細い刃先を入れたい人 | 全長155mm・45g・刃長30mm | |
| | 近正 B-500SLMF 先丸の細刃 | 房を傷つけにくい細身のはさみが欲しい人 | 全長155mm・42g・刃長35mm | |
| | 坂源 収穫王 1381 45mmの長めの刃 | 果物と野菜へ幅広く使いたい人 | 全長165mm・62g・刃長45mm | |
| | アルス 310DX 全長170mmの曲刃 | 柿や梨の軸を曲刃で切りたい人 | 全長170mm・110g・刃長26mm |
丸い果実へ刃先を当てにくくしたいなら、反刃の岡恒No.301や曲刃のアルス310DXが候補になります。
ぶどうの房へ刃先を入れるなら、細くて先端が丸い近正B-500SLMFや、ソリ刃のアルス320DX-M-BPが比較しやすいでしょう。
収穫本数が多い方は、切ったときの衝撃を吸収するサボテンAG-2も注目したい1本です。
果樹用収穫ばさみの選び方
収穫ばさみは、育てている果樹・刃先の形・重さ・手入れのしやすさの順に絞ると選びやすくなります。
ここからは、購入前に確認したい4つのポイントを見ていきましょう。
びわ・桃・柿など丸い果実には曲刃を選ぶ
曲刃や反刃は、刃先が果実の表面から離れる方向へ反っています。
果実の奥にある軸へ刃元を近づけても、先端を実へ押し当てにくい形です。
- 反刃・曲刃: 柑橘・柿・梨など、軸を短く切りたい果実
- 短い刃: びわや桃の近くで、狙った軸だけを切りたい作業
- 長い直刃: 野菜の茎や、手元から少し離れた位置を切る作業
びわや桃は実を握り込まず、手のひらで支えてから軸の位置を確認しましょう。
ぶどうの房には細刃と先丸形状を選ぶ
ぶどうは粒と軸の間が狭いため、幅のある採果鋏では狙った場所へ刃先を入れにくいことがあります。
細長い刃なら房の内側へ運びやすく、先端が丸いタイプは粒へ触れたときの傷を抑えやすい形です。
切る場所を探しながらはさみを動かさず、軸を目で追ってから刃先を運ぶと、周囲の粒へ触れにくくなります。
収穫量が多いなら軽さと衝撃吸収を比べる
家庭で数個だけ収穫するなら、40g台と100g前後の差は大きく感じないかもしれません。
同じ動作を何十回も繰り返すと、本体重量と、刃が閉じたときの衝撃が手の疲れにつながります。
| 重さ・構造 | 向いている使い方 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 40〜60g台 | ぶどうの房で細かな操作を続ける | 薄い刃を太い茎へ使わない |
| 90〜110g前後 | 曲刃で果実の軸をしっかり挟む | 手の大きさにグリップが合うか |
| 衝撃吸収付き | 多くの果実や野菜を連続して収穫する | クッションやバネの状態 |
軽さだけでなく、グリップを無理なく開閉できるかも確認してください。
木の枝は剪定ばさみへ持ち替える
収穫ばさみは果実の軸や野菜の茎を切る道具で、木質化した枝を切る剪定ばさみではありません。
枝へ使うと細い刃が欠けたり、切れないまま力を入れて手を滑らせたりするおそれがあります。
木の細枝は手動の剪定ばさみおすすめ6選、片手では切りにくい枝は太枝切りばさみおすすめ6選を参考にしてください。
使用後は樹液や果汁を乾いた布で拭き取り、取扱説明書に従って刃や可動部を手入れしましょう。
果樹用収穫ばさみおすすめ6選
それでは、刃先の形と軽さに特徴がある6商品を紹介していきます。
筆者は果樹の剪定とびわの収穫を経験していますが、今回紹介する6型番の使用経験はありません。
果樹作業で感じた確認ポイントと、各商品の形・向いている作業を分けてお伝えします。
岡恒 No.301|果実へ刃先が当たりにくい反刃
1つ目の柑橘や丸い果実の軸を深く切りたい方におすすめな収穫ばさみは、岡恒の「 採果鋏 No.301 」です。
先端が果実から離れる方向へ反っており、軸へ刃元を近づけやすい形です。
- 全長162mm: 手元で扱いやすい標準的な長さ
- 刃長24mm: 果実の近くで狙う位置を絞りやすい
- 質量100g: 軽さより安定感を重視したい方に合う
- 交換バネあり: 消耗したバネを交換して使える

「 No.301 」はぶどう用の細長いはさみではないため、粒が密集した房の奥へ入れる用途には向きません。
岡恒の「 No.301 」は、柑橘や柿などの軸を果実の近くで切りたい方におすすめです♪
サボテン AG-2|連続作業の衝撃を吸収する曲刃
2つ目の収穫本数が多く手への衝撃を抑えたい方におすすめな収穫ばさみは、サボテンの「 AG-2 」です。
ハンドルが閉じたときの衝撃を受け止めるクッションを備え、みかん・柿・梨・トマトなどへ使える曲刃タイプ。
刃の表面をなめらかに仕上げ、果実へ触れたときの傷を抑える工夫もあります。

「 AG-2 」は衝撃をなくす道具ではなく、握り方や作業時間によって疲れ方は変わります。
サボテンの「 AG-2 」は、家庭菜園と果樹で収穫作業を繰り返す方におすすめです♪
アルス 320DX-M-BP|ぶどうの房へ入りやすいソリ刃
3つ目のぶどうの房を手入れしながら収穫したい方におすすめな収穫ばさみは、アルスの「 320DX-M-BP 」です。
今回紹介するなかで2番目に軽い45gで、粒の間へ運びやすい細身のソリ刃を備えています。
大きな指穴のソフトグリップは、握り込む剪定ばさみとは異なり、指先で開閉しながら位置を調整しやすい形です。

「 320DX-M-BP 」の細い刃へ木の枝を挟むと、刃先を傷める原因になります。
アルスの「 320DX-M-BP 」は、ぶどうの摘粒から収穫まで軽い1本を使いたい方におすすめです♪
近正 B-500SLMF|先丸で房を傷つけにくい細刃
4つ目のぶどうの粒へ刃先を当てにくくしたい方におすすめな収穫ばさみは、近正の「 B-500SLMF 」です。
質量42gと軽く、35mmの細い刃を房の内側へ運びやすいモデル。
刃先は丸く仕上げられ、フッ素コーティングによって樹液やヤニが付きにくくなっています。

「 B-500SLMF 」は刃が細く長いため、硬い軸へ無理にこじらず、刃元で素直に切れる範囲へ使いましょう。
近正の「 B-500SLMF 」は、ぶどうの摘粒や収穫で先丸の軽いはさみを使いたい方におすすめです♪
坂源 収穫王 1381|果物と野菜へ使える長めの刃
5つ目の果樹と家庭菜園で1本を使い分けたい方におすすめな収穫ばさみは、坂源の「 収穫王 1381 」です。
刃長45mmは今回紹介するなかでもっとも長く、果物の軸だけでなく野菜や花の茎も挟みやすい長さです。
62gの軽い本体と大きな指穴で、家庭菜園を回りながら使う場面にも向いています。

「 収穫王 1381 」は曲刃の採果鋏ではないため、丸い果実へ刃先を近づけるときは位置をよく確認してください。
坂源の「 収穫王 1381 」は、果樹と野菜の収穫を1本でこなしたい方におすすめです♪
アルス 310DX|全長170mmのステンレス曲刃
6つ目の全長170mmのステンレス曲刃を選びたい方におすすめな収穫ばさみは、アルスの「 310DX 」です。
全長170mm・質量110gで、今回紹介するなかでは大きく重い採果鋏。
刃長26mmのステンレス曲刃で、柿や梨などの軸を果実の近くから狙える形です。

「 310DX 」は質量110gのため、軽さを優先する方は40〜60g台と比べましょう。
アルスの「 310DX 」は、柿や梨へ使える全長170mmのステンレス曲刃を選びたい方におすすめです♪
収穫ばさみを安全に使うポイント
収穫時は果実へ目が向きやすく、支えている手と刃先が近づきます。
軸を切る前に、果実を支える指が刃の延長線上へ入っていないか確認してください。
- はさみを持ったまま枝や葉をかき分けない
- 果実を強く握らず、手のひらで下から支える
- 刃をこじらず、一度開いて軸を刃元へ入れ直す
- 高い実へ背伸びせず、安定した足場か高枝用の道具を使う
- 作業後はロックをかけ、子どもの手が届かない場所へ保管する
高さのある果樹で脚立を使う方は、園芸用三脚おすすめ6選も確認してください。
ただし、三脚の上で体を乗り出したり、片手で枝を引き寄せたりする作業は避けましょう。
切った果実を受ける道具は、果樹の収穫かご・収穫バッグおすすめ6選で腰かご・肩掛け・手持ちの違いを比較できます。
果樹用収穫ばさみおすすめ:まとめ
果樹用の収穫ばさみは、果実の形と刃先の入れやすさから選ぶと失敗を減らせます。
- 柑橘・柿・梨など: 果実へ先端が当たりにくい曲刃・反刃
- ぶどう: 房へ入りやすく、粒を傷つけにくい先丸の細刃
- 収穫本数が多い: 軽さと衝撃吸収構造を比較
- 果樹と野菜へ使う: 茎を挟みやすい少し長めの刃
筆者が果樹の作業で大切だと感じているのは、切る場所を決めてから刃先を動かすことです。
収穫ばさみで木の枝まで切ろうとせず、軸・茎・枝に合わせて道具を持ち替えましょう。
この記事は「果樹用収穫ばさみおすすめ6選!ぶどう・びわ・桃に使いやすい形を比較」について書きました。
今回紹介した刃の形と重さを参考に、育てている果樹へ使いやすい1本を見つけてください♪