草刈機を選ぶとき、最初に迷いやすいのがナイロンコードとチップソーの違い。
どちらも回転させて草を刈る部品ですが、得意な草や使いやすい場所は大きく異なります。
でも、いざ比べてみると、「庭の柔らかい草ならどっち?」とか、「石や塀がある場所でもチップソーを使えるの?」と、判断に迷ってしまう方も多いはず。
刈刃が庭に合っていないと、思うように草が切れないだけでなく、小石の飛散やキックバックによる事故につながることも。
そこでこの記事では、ナイロンコードとチップソーの違いを、切断力・向いている草・障害物・安全性・手入れの5項目で比較します!
この記事を読めば、自宅の庭や刈りたい雑草に合う刈刃を選べますよ♪
というわけでこの記事は、「草刈機のナイロンコードとチップソーの違いは?庭・雑草別の選び方」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 初めて草刈機を選ぶ方
- 芝生のキワや庭先の柔らかい草を刈りたい方
- 背丈のある硬い雑草をしっかり刈りたい方
- 石・塀・庭木がある場所に合う刈刃を知りたい方
- ナイロンコードとチップソーを安全に使い分けたい方
この記事の比較・確認方法
筆者自身も、中学生の頃から実家の田んぼ周りの草刈りを毎年手伝ってきました。
今回はその経験を、草の硬さや作業場所による違いを整理する土台にしながら、ナイロンコードとチップソーの用途・安全性・対応部品をメーカー公式情報と公的機関の商品テストで確認しています。
ただし、2種類の刈刃を同じ草地・同じ草刈機で測定した実測レビューではありません。切断力や飛散距離を独自に数値化せず、確認できた事実を「どんな草と場所に向くか」という初心者の判断軸へ置き換えて解説します。
この記事で主に確認した一次情報は、次の4つです。
ナイロンコードとチップソーの違いを一覧で比較
結論からいうと、芝生や柔らかい草をこまめに刈るならナイロンコード、硬く育った草を広い場所で刈るならチップソーが基本です。
| 比較項目 | ナイロンコード | チップソー |
|---|---|---|
| 刈り方 | コードの先端で草をたたき切る | 金属の刃先で草を切断する |
| 得意な草 | 芝・柔らかい草・丈の短い雑草 | 丈の高い草・密集した草・硬い茎 |
| 向く場所 | 芝のキワ・障害物が多い庭 | 障害物の少ない平地・広い草地 |
| 切断力 | チップソーより控えめ | ナイロンコードより高い |
| 主な注意点 | 小石や砂の飛散、コードの破損 | キックバック、刃欠け、飛散物 |
| 手入れ | 短くなったコードを補充・交換 | 刃の欠け・ひび・摩耗を点検 |
ただし、「ナイロンコードなら石へ当てても安全」という意味ではありません。どちらを使う場合も、作業前に小石・針金・空き缶などを取り除き、飛散防護カバーと保護具を正しく装着しましょう。
ナイロンコードとチップソーの5つの違い
ここからは、2種類の刈刃を選ぶときに確認したい違いを順番に解説します。
切断力:硬い草まで刈るならチップソー
切断力を優先するなら、金属製のチップソーが向いています。
円盤の外周に付いた硬い刃先で草を切るため、背丈が高い草や密集した草、硬く育った茎を刈り進めやすいのが特徴。
一方のナイロンコードは、しなやかなコードの先端を高速回転させて草をたたき切る方式です。芝や柔らかい雑草には使いやすいものの、太く硬い茎へ押し付けると切れにくく、コードの消耗も早くなります。
庭の草を伸ばしすぎる前にこまめに整えるならナイロンコード、育って硬くなった草をまとめて刈るならチップソーと考えると選びやすいですよ♪
作業場所:障害物の近くはナイロンコードが選びやすい
塀際・庭木まわり・花壇の縁など、障害物が多い庭で使いやすいのがナイロンコード。
金属刃より切断力は控えめですが、障害物がある草地に合わせやすく、芝生のキワを整える作業にも向いています。
ただし、ナイロンコードを石・縁石・フェンスへわざと接触させるのは避けましょう。コードの破損や本体の跳ね返り、小石や砂の飛散につながります。
チップソーは、石や杭などが少なく、足元を確認しやすい開けた場所向き。草に隠れた障害物がないか、作業前に歩いて確かめておくのが大切です。
安全性:ナイロンコードでも飛散対策は必要
ナイロンコードは金属刃のような鋭い刃先を持ちませんが、飛散物への注意は欠かせません。
国民生活センターの商品テストでは、ナイロンコードカッターでも小石が飛散することが確認されています。作業者は保護メガネまたはフェイスガードを着用し、周囲に人や車、割れやすい窓がないことを確認してください。
チップソーは、刃の右側が石や切り株などへ当たると、回転方向によって本体が強く跳ね返る「キックバック」が起きることがあります。
人や建物の近くで作業せざるを得ない場合は、飛散防止ネットも使いましょう。長袖・長ズボン・滑りにくい作業靴・手袋・すね当てまでそろえ、肌を露出しない服装が基本です。
保護具・周囲確認・障害物の事前除去は、刈刃の種類に関係なく毎回確認したい3つの基本です。
仕上がり:芝のキワはナイロン、広い草地はチップソー
芝生と塀の境目や庭木の根元など、狭い範囲を少しずつ整えるならナイロンコードが便利です。
コードの先端を使って刈るため、草の状態を見ながら狙った場所へ当てやすい方式。ただし、同じ場所へ長く当て続けると芝を地際まで削りやすいので、ヘッドを止めずに動かしましょう。
チップソーは、一定の高さで左右へ振り、広い範囲を刈り進める作業に向きます。大振りや往復刈りは避け、取扱説明書で示された刈刃の位置と動かし方を守ってください。
芝生の面を均一な高さにそろえたい場合は、どちらの刈刃よりも芝刈機が適役です。「家庭用芝刈機おすすめ6選」も参考にしてください。
手入れ:コードの補充と金属刃の点検で異なる
ナイロンコードは消耗品のため、短くなったら送り出すか、新しいコードへ交換します。
コードの太さや形状は自由に選べるわけではありません。本体やカッターヘッドが指定する直径・長さに合わないコードは、故障や過負荷の原因になるため避けましょう。
交換用コードを比較したい方は、「【最強】草刈機用おすすめのナイロンコード6選」で太さや断面形状の違いを紹介しています。
チップソーは、作業前にひび割れ・欠け・変形・摩耗がないかを点検。異常がある刃は使わず、本体が指定する外径・取付穴径に合う刃へ交換します。
どちらも交換前に電源を切り、充電式ならバッテリーを取り外して、回転部が完全に止まってから作業してください。
庭・雑草別にどちらを選ぶ?
刈刃選びで迷ったら、草の硬さだけでなく、周囲の障害物と作業範囲まで一緒に考えましょう。
芝生のキワや柔らかい草ならナイロンコード
芝生の端、塀際、庭木のまわりに生えた柔らかい草には、ナイロンコードが合わせやすいタイプです。
短い草をこまめに刈る使い方なら、チップソーほどの切断力は必要ありません。軽量な専用機も選びやすく、自宅の庭を定期的に整えたい方にぴったり♪
本体を探している方は、「ナイロンコード式草刈機おすすめ6選」で標準装備・別売対応の違いも確認できます。
背丈のある硬い草ならチップソー
夏に伸びた背の高い草や、茎が硬くなった雑草を刈るならチップソー向き。
ナイロンコードでは何度も当てないと切れない草も、金属の刃先で刈り進めやすくなります。ただし、つるが密集した場所では回転部へ絡むことがあるため、無理に押し込まないでください。
草に隠れた石や金属片が多い場所では、先に障害物を取り除けない限り、チップソーを使わない判断も必要です。
柔らかい草と硬い草が混在するなら2WAY対応機
庭先はナイロンコード、空き地側はチップソーというように、場所によって草の状態が違うなら両方へ公式対応する草刈機が便利です。
購入前に確認したいのは、刈刃だけでなく飛散防護カバーや取付部品まで含めた対応状況。ナイロンコードカッターが別売の機種もあるため、取扱説明書の適用部品と付属品を照らし合わせましょう。
たとえば京セラBK-1800は、金属8枚刃とナイロンコードを使う「あんぜんローター」が付属する2WAYモデルです。販売価格や在庫は「 AmazonでBK-1800を探す 」「 楽天市場でBK-1800を探す 」「 Yahoo!ショッピングでBK-1800を探す 」から比較できます。
初めて本体を選ぶ場合は、「初心者におすすめな充電式草刈機6選」も参考になります。
刈刃を交換するときの注意点
ナイロンコードとチップソーの両方に対応する機種でも、刃だけを付け替えればよいとは限りません。
機種によっては、刈刃に合わせて飛散防護カバー・取付金具・コード切断用カッターなどを交換します。指定外の組み合わせでは、小石の飛散や部品の脱落につながるため、必ず本体の取扱説明書を確認してください。
交換するときは、次の順番で安全を確保します。
- 電源を切り、充電式はバッテリーを取り外す
- 刈刃が完全に止まったことを確認する
- チップソーには刃物カバーを付け、手袋を着用する
- 指定された工具と取付部品を使う
- 交換後に刃の向き・締め付け・防護カバーを確認する
取り付け方に少しでも不安があれば、販売店やメーカーへ相談しましょう。回転部の交換は、自己流で済ませないことが大切です。
刃を交換したあとに動かない場合は、電源を切った状態で「草刈機の刃が回らない原因と確認手順」を確認してください。
ナイロンコードとチップソーのよくある質問
ナイロンコードなら石に当てても大丈夫?
大丈夫ではありません。
障害物が多い草地ではチップソーより選びやすいものの、石へ当たればコードの破損や本体の跳ね返り、小石・砂の飛散が起こります。作業前に取り除ける石は除去し、石や縁石へ故意に当てないでください。
ナイロンコードで太い草は刈れる?
柔らかい草や丈の短い雑草向けで、太く硬い茎には不向きです。
コードを強く押し付けると消耗や本体への負担が増えるため、硬い草が中心ならチップソーを選びましょう。刈れる草の範囲は機種によって異なるので、取扱説明書の用途も確認してください。
チップソーからナイロンコードへ交換できる?
本体がナイロンコードカッターに公式対応していれば交換できます。
ただし、専用の飛散防護カバーや取付部品が必要になる機種もあります。取付穴が合うだけで判断せず、メーカー指定の対応品を使ってください。
初心者にはどちらがおすすめ?
自宅の芝や柔らかい草をこまめに刈るなら、ナイロンコードが選びやすいタイプです。
硬い草をチップソーで刈る必要がある場合は、保護具と肩掛けバンドを正しく装着し、まず障害物の少ない平らな場所で取扱説明書どおりに扱いましょう。急傾斜地や足元が不安定な場所では無理をしないでください。
ナイロンコードとチップソーの違い:まとめ
この記事は「草刈機のナイロンコードとチップソーの違いは?庭・雑草別の選び方」について書きました。
ナイロンコードは、芝生のキワや柔らかい草、障害物が多い庭に合わせやすい刈刃。チップソーは、背丈が高く硬い草を、障害物の少ない場所でしっかり刈りたいときに向いています。
迷ったときは、柔らかい草をこまめに刈るならナイロンコード、硬い草をまとめて刈るならチップソーを基本に選びましょう♪
どちらを使う場合も、飛散防護カバーと保護具を装着し、周囲に人がいないことを確認してから作業してください。
庭に合う刈刃を選んで、安全な草刈りを♪