秋の庭そうじで集まる落ち葉を、土づくりに生かす楽しみが、落ち葉堆肥づくり。
捨てていた葉を少しずつ分解させれば、庭で使う有機質の材料へつなげられます♪
でも、「ビニール袋でも作れる?」「米ぬかを入れないとダメ?」と、始め方に迷うことも。
乾いたまま放置したり、雨で水浸しになったりすると、分解が進みにくくなるため、水分と空気の管理が大切です。
そこでこの記事では、落ち葉堆肥を少量の袋で始める方法と、失敗しやすいポイントへの対処を紹介します!
この記事を読めば、材料選びから袋の管理まで、最初にやることが分かりますよ♪
というわけでこの記事は、「落ち葉堆肥の作り方!袋で始める方法と失敗しやすいポイント」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 庭で集めた落ち葉を、少量から堆肥づくりに使いたい方
- ビニール袋とコンポストのどちらで始めるか迷っている方
- 臭い・乾燥・分解の遅さにどう対処すればよいか知りたい方
腐葉土と落ち葉堆肥の違いを知っておこう
腐葉土は、落ち葉が分解してできた土壌改良用の材料です。
堆肥は植物などの有機物を分解させた材料を広く指すため、「落ち葉堆肥」と「腐葉土」は名前だけで明確に分けきれないことも。
| 作りたいもの | 材料と考え方 |
|---|---|
| 落ち葉主体の腐葉土 | 落ち葉を中心に、じっくり分解させて土の状態を整える材料にする |
| 混合材料の堆肥 | 落ち葉にほかの有機物も組み合わせ、水分や空気を管理して分解させる |
落ち葉主体の材料を、植物に必要な養分がすべてそろう肥料として扱わないことがポイント。
ここでは初心者が管理しやすい、落ち葉・土・水で始める袋の方法を中心に説明します。
落ち葉堆肥づくりに用意するもの
初めは分解しやすい落ち葉を少量集めよう
最初の材料には、ナラやカシワなどの落ち葉が向いています。
厚くて硬い葉や針葉樹の葉は分解に時間がかかるので、初めの袋へ大量に混ぜず、別に分けておくと管理がラクですよ♪
- 枝・石・プラスチックなどの異物を取り除く
- 大きな葉や硬い葉は、無理なく細かくできる範囲で扱う
- 道路沿いで拾う場合は、ゴミや汚れの混入に注意する
- 病気や害虫の被害がある葉は、家庭の袋づくりへ入れない
集める場所の管理者のルールを守り、自宅の庭の落ち葉から始めましょう。
芝生から回収するタイミングは、芝生に積もった落ち葉の手入れでも紹介しています。
袋・土・水と、手を守る道具を用意する
必要なものは、厚手の袋と少量の庭土、水、作業用手袋。
袋の底には水が抜ける穴を設け、風通しと水はけのよい場所で管理します。
| 用意するもの | 役割 |
|---|---|
| 厚手の袋 | 葉をまとめ、破れやすければ二重にして扱う |
| 少量の庭土 | 落ち葉と交互に薄く重ねる |
| 水・じょうろ | 乾いた葉を湿らせ、管理中の乾燥を補う |
| 手袋・移植ごて | 異物を取り除き、土や葉を扱う |
| 雨よけ | 余分な雨水が入り続けるのを防ぐ |
袋に穴を開けるときは、手や体に先端を向けず、安定した場所で作業してください。
落ち葉を回収する補助道具なら、 E-Value ガーデンバケツ EGB-2N のような自立する容器も選択肢です。
分解用の袋と回収用の容器を分ければ、袋へ入れる前に枝やゴミを取り除きやすくなります♪
袋で始める落ち葉堆肥の作り方
落ち葉を湿らせ、土と交互に重ねる
乾いた葉は水で湿らせてから、少量の土と交互に袋へ入れていきます。
軽井沢町の手順では、湿らせた落ち葉を押し固め、薄い土の層をはさむ方法が紹介されています。
- 枝やゴミを取り除いた落ち葉を湿らせる
- 袋へ落ち葉を入れ、手で押してかさを減らす
- 薄く土を重ね、落ち葉と土を交互に入れる
- 雨が直接入り続けない、水はけのよい場所へ置く
水分は、手袋を着けた手で握ると水がにじむ程度が目安です。
底に水がたまり続ける状態は避け、排水できることも一緒に確認しましょう。
ときどき中身を混ぜ、乾燥と水のたまりを確認する
置いたあとは、中の葉を上下入れ替える「切り返し」で空気を入れます。
- 袋が重い場合は無理に持ち上げず、少量ずつ取り出して混ぜる
- 手袋と防じんマスクを着け、粉じんを吸い込まないようにする
軽井沢町では、切り返しの目安を1週間から1か月に1回としています。
- 葉が乾いていたら、水を足して全体へなじませる
- 下の葉を上へ移し、湿り方の偏りを整える
- 底の排水穴がふさがっていないか確認する
毎回の水やりを日課にするより、葉を触って状態を確かめるのがコツですよ♪
手順の出典:軽井沢町「落ち葉堆肥の作り方」
臭いがする・分解が遅いときはどうする?
「失敗したかな?」と思ったら、材料を足す前に水分と空気を見直しましょう。
外側の葉だけで判断せず、袋の下のほうまで確かめることが大切です。
| 気になる状態 | 最初に見直すこと |
|---|---|
| 強い腐敗臭がする | 水がたまっていないか確認し、排水と切り返しで空気を入れる |
| 葉が乾いて形も変わらない | 水を足して湿らせ、全体を混ぜる |
| 一部だけ湿り、ほかは乾いている | 上下を入れ替え、水分の偏りを整える |
| 硬い葉が多く残る | 葉の種類による分解の遅さも考え、時間をかける |
臭いが続く場合は追加投入を止め、置き場所や容器の状態を見直してください。
米ぬか・コーヒーかす・おが粉は入れてもいい?
初めの袋は材料を増やしすぎない
米ぬかを使う腐葉土づくりの方法もありますが、ここで紹介した落ち葉・土・水の袋づくりに必須ではありません。
初めからいろいろ混ぜると、状態が変わったときに何が原因か分かりにくくなることも。
コーヒーかすはコンポストへ入れられる材料ですが、植物の根元へ厚く敷くと水や空気の通りを妨げるため、直接まく使い方とは分けて考えます。
おが粉を使うなら、塗料や防腐処理のない木材由来であることを確認してください。
- 添加材料だけが固まらないよう、ほかの材料と混ぜる
- 肉・魚・油の多い調理くずは、この落ち葉主体の方法へ混ぜない
- 材料を足して早く仕上げようとする前に、水分と空気を確認する
筆者もコンポストで芝生用の堆肥を試行錯誤中
筆者も現在、自作のコンポストに落ち葉を入れ、米ぬか・コーヒーかす・おが粉などを使って堆肥づくりをしています。
目指しているのは、市販の スーパーグリーンフード のように芝生の手入れへ生かせる材料づくり。
まだ芝生へは使っておらず、材料の組み合わせを試行錯誤している段階です。
スーパーグリーンフードはメーカーが製造する微生物資材なので、家庭で混ぜた材料の配合や性質は別に考えましょう。
袋で落ち葉主体の材料を作る方法と、コンポストで複数の材料を混ぜる方法を分けておくと、管理の違いを整理できますよ♪
いつできる?完成の判断と使い道
完成までの日数は、葉の種類・温度・水分・管理方法で変わります。
北見市の容器を使う腐葉土づくりでは約1年、RHSの落ち葉主体の方法では、多くの葉が分解するまで約2年と案内されています。
- 色が黒っぽくなり、元の葉の形が崩れているか
- 土のようなにおいになり、強い腐敗臭が残っていないか
- 中身を混ぜたあとも、熱を持ち続けていないか
日数だけで完成と決めず、未分解の葉が多いときは管理を続けましょう。
落ち葉主体の腐葉土は、花壇や菜園の土づくりに使う材料として考えると、役割をつかみやすいですよ♪
芝生への使用を考えるときは、次の点も確認してください。
- 十分に分解・熟成させ、葉が多く残る未熟な材料は使わない
- 雑草の種子が混ざる場合もあるため、完成した材料でも少量で様子を見る
- 芝を覆い隠すほど厚く敷かない
落ち葉を集める補助道具も、作る量に合わせよう
「掃き集めた葉がすぐに散らばる」というときは、口が開いたまま自立する回収用の容器が助けになります。
E-Value ガーデンバケツ EGB-2N は、ばねで自立するため、集めた落ち葉を片手ずつ入れやすい形です。
メーカーの用途はゴミの収集や土づくりの作業で、鋭いものの収納には向かないため、とがった枝などは分けて扱ってください。
落ち葉の回収と土を混ぜる作業の補助に、 E-Value ガーデンバケツ EGB-2N も選択肢ですよ♪
回収道具を選びたい方は、落ち葉掃除に使うガーデンバッグも参考にしてください。
落ち葉堆肥の作り方:まとめ
この記事は「落ち葉堆肥の作り方!袋で始める方法と失敗しやすいポイント」について書きました。
最初は分解しやすい落ち葉を少量選び、湿らせた葉と薄い土を袋へ重ねるところから。
- 乾いていたら水を補い、水がたまるなら排水を見直す
- ときどき切り返して、空気と水分の偏りを整える
- 添加材料を増やしすぎず、日数だけで完成を決めない
庭そうじで集めた落ち葉を使って、無理なく続けられる土づくりを始めてください♪