芝生をきれいに整えるなら、広い面と壁際のキワで道具を使い分けるのが近道です。

庭全体をまっすぐ刈れる芝刈機と、刃を手元で動かせる芝生バリカンは、似ているようで得意な場所が違います。

でも、初めてそろえるときは、「芝刈機だけで壁際まで刈れる?」とか、「芝生バリカン1台で庭全体を仕上げられる?」と迷いますよね。

疑問の表情をしたシバボー シバボー
芝刈機と芝生バリカン、最初に買うならどっち?

結論からいうと、庭の広い面を刈るなら「 芝刈機 」、壁際や花壇まわりを仕上げるなら「 芝生バリカン 」が向く組み合わせ。

芝刈りそのものへかける時間を減らしたい場合は、「 ロボット芝刈機 」を広い面へ加える方法も選べます。

筆者は約250㎡の自宅の庭で、マキタMLM330DZを2シーズン、MUM604DZを約3年使用し、現在はハイガーHG-RMA302も組み合わせています。

シバボー シバボー
実際の庭では、1台で全部こなすより役割を分けるとラクになるよ!

そこでこの記事では、芝刈機と芝生バリカンの違いを、実機3台の写真と筆者宅での使い分けをもとに解説します!

この記事を読めば、庭のどこをどの道具へ任せればよいか分かり、必要以上に大きな機械を買う失敗も減らせますよ♪

というわけでこの記事は、「芝刈機と芝生バリカンはどっち?3台使って分かった違いと使い分け」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • 芝刈機と芝生バリカンの違いを知りたい方
  • 庭全体と壁際を1台で仕上げられるか迷っている方
  • 芝生のキワに残る刈り残しを減らしたい方
  • ロボット芝刈機を含めた使い分けを知りたい方
  • 実際の庭で使った感想を参考に道具を選びたい方

それでは、筆者が使っている芝刈機・芝生バリカン・ロボット芝刈機の3台を紹介していきます。

3種類の役割を先にまとめると、次のとおりです。

比較項目手押し式芝刈機芝生バリカンロボット芝刈機
得意な場所広さのある平らな面壁際・縁石・花壇まわり境界内の広い面
作業の進め方押して一度に刈る手元で細かく仕上げる自動でこまめに刈る
仕上がり面の高さをそろえやすいキワを狙いやすい短い状態を保ちやすい
苦手な場所壁のすぐ際・狭い隙間庭全体の長時間作業ワイヤー外・壁のすぐ際
作業姿勢立って押すしゃがむ・片手で持つ設置後は基本的に自動
導入前の準備刈高調整・異物除去刈高調整・異物除去境界設定・テスト走行

芝刈機は庭の面をそろえる道具、芝生バリカンは届かなかったキワを仕上げる道具と考えると、違いが分かりやすくなります。

ロボット芝刈機は手押し式の代わりになり得ますが、境界の外側や壁際は残るため、芝生バリカンの役割まではなくなりません。

芝刈機・芝生バリカン・ロボット芝刈機が得意な場所を比較した図解

芝生のキワ刈りまで含めて考えると、広い面と壁際を1台だけで仕上げる難しさが分かります。

広い面をそろえる
マキタ 充電式芝刈機 MLM330DZ
PICK UP TOOL

マキタ 充電式芝刈機 MLM330DZ

広い面をコードなしで刈り進める18V充電式芝刈機。刈込幅330mm、刈込高さ20〜75mmの8段階。筆者は約250㎡の庭で2シーズン使用しています。

壁際のキワを仕上げる
PICK UP TOOL

マキタ 充電式芝生バリカン MUM606DZ

壁際や花壇まわりを仕上げる18V充電式芝生バリカン。刈込幅160mmで、軽量バッテリーや別売ロングハンドルにも対応する現行モデルです。

日常の芝刈りを自動化
ハイガー ロボット芝刈機 HG-RMA302
PICK UP TOOL

ハイガー ロボット芝刈機 HG-RMA302

最大300㎡の範囲を境界ワイヤー内で自動走行するロボット芝刈機。筆者宅では約250㎡の芝生を毎日こまめに整えています。

筆者宅で実践している3台の使い分け

カタログの仕様だけでは、庭のどこで道具を持ち替えるのかまでは分かりません。

筆者宅では、次の3段階に分けています。

広い面の日常管理はHG-RMA302へ任せる

現在、庭の広い面を日常的に刈っているのが、ハイガーの「 ロボット芝刈機 HG-RMA302 」です。

筆者宅では夏場の毎日20時頃から走らせ、約250㎡の芝生を短い状態に保っています。

ランダム走行なので一度の動きだけを見ると同じ場所を通ることもありますが、毎日繰り返すと目立つ刈り残しはなく、庭全体が整いました。

筆者宅で芝刈りを終えて充電ステーションへ戻ったHG-RMA302
芝刈りから充電まで自動で進めるHG-RMA302。筆者宅では夏場の毎日20時頃から動かしています。

導入時は境界ワイヤーを張り、充電ステーションへ戻れるよう経路を微調整する必要がありました。

設置後の芝刈りは大幅にラクになった一方、庭のおもちゃや枝を片付けてから動かす習慣は欠かせません。

シバボー シバボー
最初の設置には手間がかかるけど、その後の暑い日の作業を減らせたよ!

ロボットが入れない広めの場所はMLM330DZで刈る

境界ワイヤーの外側や、ロボットを入れていないまとまった範囲には、マキタの「 充電式芝刈機 MLM330DZ 」を使っています。

購入当初に約250㎡を丁寧に全面刈りしたときは、作業時間が約45分でした。

18V・6.0AhのBL1860Bを1本使い切り、2本目を少し使う程度だったため、広い庭を充電待ちなしで終えるなら予備があると安心です。

筆者が約250平方メートルの庭で使っているマキタMLM330DZ
筆者私物のMLM330DZ。広さのある部分を立った姿勢で押し、前の列へ少し重ねながら刈り進めます。

刈込幅330mmで面をそろえやすく、電源コードを避けずに方向転換できるのが実際に使って感じた良さです。

ただし、ロータリー刃は本体デッキの内側にあるため、壁や縁石へ寄せても細い刈り残しが出ます。

最後に残る壁際はMUM604DZで仕上げる

芝刈りの最後に持ち替えるのが、筆者所有のマキタ充電式芝生バリカンMUM604DZです。

筆者は約3年、壁際や縁石、境界部分のキワ刈りへ使ってきました。

夏場は芝の伸び方に合わせ、1〜2週間に1回ほど残った部分を整えています。

これから新しく購入する場合は、基本用途を引き継いだ「 後継MUM606DZ 」が選びやすいモデルです。

筆者が壁際のキワ刈りに使っているマキタMUM604DZ
刈込幅160mmのMUM604DZ。芝刈機のデッキでは届かない狭いキワを、手元で狙って仕上げます。

ハンディ型なので細かな場所を狙える一方、片手で持ったまま庭全面を刈ると、腕や腰へ負担がかかります。

広い面を終えてから残ったキワだけに使うと、MUM604DZの切れ味と小回りを活かせますよ♪

ロボット芝刈機・手押し式芝刈機・芝生バリカンを使う順番を示した図解

この順番なら、手作業で刈る範囲をキワへ絞りながら、庭全体を整えられます♪

芝刈機と芝生バリカンはどっちを先に買う?

初めて1台を選ぶなら、最初に「刈りたい場所の大半が面かキワか」を確認しましょう。

庭全体に芝生が広がっているなら芝刈機

歩いて何列も往復する広さがあり、芝の高さを全体でそろえたいなら、先に芝刈機を選びます。

立った姿勢で押せるため、芝生バリカンを片手で動かし続けるよりも、庭全面の作業を進めやすいのが理由です。

刈込幅が広いほど往復回数は減りますが、狭い通路では方向転換しにくくなるため、庭の最狭部も測ってください。

壁際や小さな芝生だけなら芝生バリカン

玄関まわりの小さな芝生や、花壇と縁石の間だけを整えたいなら、芝生バリカンから始める方法があります。

持ち運びやすく、手押し式の本体が入らない場所を狙える身軽さが魅力。

一方で、広い庭をしゃがんだ姿勢で刈り続ける用途には向かないため、作業範囲を先に区切りましょう。

芝刈りの時間を減らしたいならロボット芝刈機

芝生が広く、夏場に何度も芝刈機を押す負担を減らしたいなら、ロボット芝刈機が候補です。

筆者宅ではHG-RMA302を導入してから、自分で庭全面を刈る回数が大きく減りました。

ただし、初回の境界設定と片付けは必要で、壁際の仕上げには別の道具が残ります。

シバボー シバボー
自動化してもキワ刈りは残るから、庭全体の流れで考えよう!

実際に使って分かった3台の気になる点

3台を組み合わせると芝刈りはラクになりますが、どの道具にも任せられない作業があります。

手押し式芝刈機だけでは壁際が残る

MLM330DZを壁へ寄せても、刃は本体カバーの内側にあるため、壁のすぐ際まで届きません。

これは特定の機種だけではなく、手押し式芝刈機で起きやすい構造上の特徴です。

キワを残したくない場合は、芝生バリカンや芝刈りばさみを組み合わせてください。

芝生バリカンだけで全面を刈ると疲れやすい

MUM604DZは壁際を狙いやすい反面、筆者が使うBL1860Bでは本体後方に重さを感じます。

公式の質量1.6kgはBL1830B装着時の値なので、大容量バッテリーを使う場合はさらに作業姿勢を意識したいところ。

短い区間ごとに手を休め、庭全面ではなく仕上げへ用途を絞ると負担を抑えられます。

ロボット芝刈機は初回設置と片付けが必要

HG-RMA302は、購入した日に置くだけで庭全体を走れる機械ではありません。

筆者宅でも、浮いた境界ワイヤーを本体が傷めたり、充電ステーションへうまく戻れなかったりしたため、設置後に微調整しました。

子どものおもちゃを置いたまま動かして傷めた経験もあり、現在は稼働前に庭を片付けています。

初回設定と日々の確認までできる方なら、その後の芝刈り時間を減らせる選択肢です。

芝刈り前に確認したい安全ポイント

芝刈機も芝生バリカンも刃物を動かす機械なので、使い分けだけでなく安全な準備が欠かせません。

作業前は、芝生の中にある石・枝・缶・おもちゃを取り除き、周囲に人やペットがいないことを確認してください。

手押し式と芝生バリカンは、取扱説明書に合う服装と保護具を着用し、濡れた芝や足元が滑りやすい状態では作業を中止します。

ロボット芝刈機も動作中は手足を近づけず、持ち上げたり裏側を確認したりしないでください。

掃除・詰まりの除去・刃の点検をするときは、電源を切り、取り外せるバッテリーやキーを外し、刃が完全に止まってから行います。

シバボー シバボー
刃を確認する前は、電源とバッテリーをもう一度チェックしてね!

長く伸びた芝を一度で短くしようとせず、高めの刈高から段階的に整えることも、本体への負荷と詰まりを減らす基本です。

筆者が使っている芝刈り道具3台

ここからは、筆者宅で役割を分けて使っている3台をあらためて紹介します。

実機はMUM604DZ、新しく買うなら後継MUM606DZ

壁際や花壇まわりの仕上げを重視するなら、刈込幅160mmの「 MUM606DZ 」が候補です。

筆者が約3年使っているのは先代MUM604DZですが、刃を芝の上ですべらせると、芝刈機が残した細いキワを短時間で整えられます。

MUM606DZは筆者未使用ですが、公式仕様では基本用途を引き継ぎ、軽量バッテリーと別売ロングハンドルを選べるようになっています。

庭全面には向きませんが、仕上げへ役割を絞った小回りのよさが魅力♪

マキタ 充電式芝生バリカン MUM606DZ

マキタの「 MUM606DZ 」は、芝刈機が残した壁際をコードなしで仕上げたい方におすすめな芝生バリカンです♪

小さな芝生とキワ向け
PICK UP TOOL

マキタ 充電式芝生バリカン MUM606DZ

18V・刈込幅160mm。軽量バッテリーBLB182装着時1.3kgで、別売ロングハンドルにも対応する後継モデルです。筆者の実機は先代MUM604DZです。

ハイガー ロボット芝刈機 HG-RMA302

真夏に芝刈機を押す回数を減らしたい方には、最大300㎡へ対応する「 HG-RMA302 」が合います。

筆者宅では毎日少しずつ刈ることで、ランダム走行でも約250㎡の芝生を整った状態に保てています。

最初に境界ワイヤーを設置でき、壁際を別の道具で補える方におすすめです。

ハイガー ロボット芝刈機 HG-RMA302

ハイガーの「 HG-RMA302 」は、初回設置をしてでも暑い日の芝刈り時間を減らしたい方におすすめなロボット芝刈機です♪

暑い日の芝刈りを減らす
ハイガー ロボット芝刈機 HG-RMA302
PICK UP TOOL

ハイガー ロボット芝刈機 HG-RMA302

最大作業エリア300㎡、刈高20〜50mm、刈幅160mm。境界ワイヤー内を自動で走り、筆者宅では約250㎡の芝生を日常的に整えています。

マキタ 充電式芝刈機 MLM330DZ

ロボットを設置しない広い面や、境界外のまとまった範囲には「 MLM330DZ 」が向いています。

刈込幅330mmで立ったまま押せるため、芝生バリカンより少ない動作で面をそろえられる1台。

本体のみのDZはバッテリーと充電器が付属しないため、マキタ18V環境がない方はセット品を含めて総額を確認してください。

マキタ 充電式芝刈機 MLM330DZ

マキタの「 MLM330DZ 」は、庭の広い面を立った姿勢で効率よく刈りたい方におすすめな充電式芝刈機です♪

広い面を短時間でそろえる
マキタ 充電式芝刈機 MLM330DZ
PICK UP TOOL

マキタ 充電式芝刈機 MLM330DZ

家庭の芝生をコードなしで刈りたい方に向く18V充電式芝刈機。刈込幅330mm、刈高20〜75mmの8段階。筆者宅では約250㎡の全面刈りに約45分かかりました。

芝刈機と芝生バリカンについてよくある質問

芝生バリカンだけで庭全体を刈れますか?

小さな芝生なら対応できますが、広い庭では片手で持つ時間としゃがむ姿勢が長くなることも。

庭全体は手押し式芝刈機、壁際や花壇まわりは芝生バリカンと分ける使い方がおすすめです。

芝刈機があれば芝生バリカンはいりませんか?

壁や縁石がなく、芝刈機の車輪を外側まで通せる庭なら、キワの刈り残しを減らせる場合があります。

壁・花壇・飛び石がある庭では刃が届かない部分が残りやすいため、芝生バリカンがあると仕上げやすくなりますよ♪

ロボット芝刈機があれば手押し式は不要ですか?

境界ワイヤー内を短い状態に保てる庭なら、手押し式を使う回数は減らせます。

ただし、ロボットが入れないまとまった範囲や、芝が長く伸びた状態からの初回調整では、手押し式芝刈機が頼れる存在。

芝生のキワは何で刈るのがよいですか?

壁際や縁石まわりには、手元で刃の位置を確認できる芝生バリカンが向いています。

範囲がごくわずかなら芝刈りばさみ、広い面から続けて刈るなら用途に合う草刈機も選択肢です。

周囲の石や建物へ刃を当てないよう注意してください。

芝刈機と芝生バリカンの違い:まとめ

この記事は「芝刈機と芝生バリカンはどっち?3台使って分かった違いと使い分け」について書きました。

芝刈機は庭の広い面をそろえ、芝生バリカンは壁際や花壇まわりのキワを仕上げる道具です。

筆者宅では、約250㎡の日常管理をHG-RMA302、ロボットが入れない広めの範囲をMLM330DZ、最後に残る細かなキワをMUM604DZへ任せています。

1台ですべてを終わらせようとせず、面・まとまった刈り残し・キワの順に役割を分けることが、芝刈りの負担を減らすコツ♪

シバボー シバボー
庭の広さとキワの量を見れば、最初に必要な1台が決めやすくなるね!

家庭用芝刈機おすすめ6選芝生バリカンおすすめ6選も参考に、自宅の庭へ必要な道具からそろえてみてください。

マキタMLM330DZの実機レビューマキタMUM604DZの実機レビューハイガーHG-RMA302の実機レビューでは、それぞれの作業時間や気になる点も写真付きで詳しく紹介しています。

得意な場所に合う道具と一緒に、きれいな芝生を無理なく保っていきましょう♪

参考資料