乾いた草を刈ったり、ブロワーで落ち葉を寄せたりするときに気になるのが、舞い上がる土ぼこり。

目や顔を守る保護具に加えて、粉じんが多い場所では防じんマスクも用意しておきたいですよね。

でも、いざ探してみると、「DS2って何?」「排気弁があればメガネは曇らない?」と、表示や形の違いに迷う方も多いはず。

疑問の表情をしたシバボー シバボー
いつもの不織布マスクで草刈りをしてもいいの?

マスク選びで先に確かめたいのは、作業に合う性能表示と、鼻・頬・あごにすき間を作らず着けられるかどうかです。

そこでこの記事では、草刈り・庭そうじ用防じんマスクの選び方を、DS2表示、排気弁、保護メガネとの相性まで含めて解説します!

筆者が使っている興研のハイラック350と355も、公式仕様と実際の装着感を分けて紹介しますよ♪

というわけでこの記事は、「草刈り・庭そうじ用防じんマスクの選び方!DS2・排気弁・メガネとの相性」について書きました。

この記事がおすすめな人

  • 草刈り中に土ぼこりが舞う方
  • ブロワーや芝生のサッチ取りでも使えるマスクを探している方
  • DS1・DS2や排気弁の違いを知りたい方
  • 保護メガネとマスクを重ねると曇りやすい方
  • 興研ハイラック350・355の違いが気になる方
筆者が使用中
興研 ハイラック355(頭部掛式)DS2 10枚入
PICK UP TOOL

興研 ハイラック355(頭部掛式)DS2 10枚入

筆者が使っている排気弁付きの防じんマスク。着け心地、息のしやすさ、メガネとの相性を気に入っています。

先に結論:性能表示よりも顔に合うかまで確認

草刈りや庭そうじで粉じんへの備えを考えるなら、まず機械の取扱説明書を確認し、粉じんが多い作業では用途に合う防じんマスクを選びましょう。

マキタの刈払機・草刈機の安全案内も、粉じんの多い作業では防じんマスクを併用するよう示しています。

確認すること選ぶときの見方
作業内容土ぼこり・刈り草の粉じんが舞う場所か、機械の説明書で何を指定しているか
性能表示製品や包装にある国家検定の区分と型式検定合格表示
顔への密着鼻・頬・あごにすき間ができず、頭を動かしてもずれないか
ほかの保護具保護メガネ、フェイスガード、イヤーマフと押し合わないか
着け続けやすさ排気弁の有無、ひもの調節、暑い日の休憩の取りやすさ
シバボー シバボー
性能の数字だけで決めず、いつもの装備を全部着けて確かめよう!

確認する順番が決まれば、売り場でも自分に必要なマスクを絞りやすくなりますよ♪

草刈り・庭そうじ用防じんマスクの選び方

粉じんが舞う作業か、先に見極める

草刈りでは乾いた土や枯れ草、ブロワー掃除では砂や細かいごみが舞うことがあります。

飛散物から目を守る保護メガネと、吸い込む粉じんへの備えとしての防じんマスクは役割が別です。

  • 草刈り: 乾いた地面や土の露出した場所で、刈り草と土ぼこりが舞うとき
  • ブロワー掃除: 落ち葉と一緒に砂ぼこりが巻き上がるとき
  • 芝生のサッチ取り: 乾いたサッチや土が舞うとき

粉じんを強く巻き上げる作業の仕方を続けず、作業方向や風量も見直してください。

ブロワーなら、落ち葉を集めるときの風の当て方も参考になりますよ♪

DS1・DS2は国家検定の区分で確認する

「DS」は使い捨て式で固体粒子を対象にした防じんマスクの区分です。

区分1は試験での粒子捕集効率が80%以上、区分2は95%以上と、厚生労働省の防じんマスク規格で定められています。

表示試験での粒子捕集効率選ぶときに確認したいこと
DS180%以上作業場所・機械の説明書に合うか
DS295%以上必要な性能と顔への密着を両立できるか

この数字はフィルターを通る粒子の試験値で、着けた人が吸い込む粉じんの割合をそのまま示すものではありません。

鼻や頬にすき間があれば空気が脇から入るため、区分を選んだ後は顔へのフィットを必ず確認しましょう。

なお、普通の不織布マスクを使い捨て式防じんマスクの国家検定品と同じ性能として扱うことはできません。

排気弁とひもの形を装備に合わせる

排気弁は吐いた息を外へ出す構造で、蒸れや息苦しさが気になる方が確認したいポイントです。

筆者が使うハイラック355には排気弁があり、ハイラック350にはありません。

一方、どちらも頭部に二本のひもを掛ける形なので、帽子やフェイスガードのバンドとの位置関係は着用時に確かめたいところ。

シバボー シバボー
弁の有無だけで決めず、マスクが顔から浮かない組み合わせを選ぼう!

排気弁付きでも、顔に合わなければ密着性は保てません。

装着の際は製品の説明書に従い、ひもの位置と締め具合を調整してください。

保護メガネを重ねても鼻まわりを浮かせない

マスクの上端と保護メガネがぶつかると、鼻の脇にすき間ができることがあります。

先にマスクを顔へ合わせてから、保護メガネを重ね、視線を上下左右へ動かして両方がずれないか確認しましょう。

  • 鼻・頬・あごがマスクへ密着しているか
  • メガネのつるやフレームでマスクが浮かないか
  • フェイスガードやイヤーマフを足しても位置が変わらないか
防じんマスクを選ぶときは顔への密着、保護メガネとの重なり、頭の上下に掛けるひもの位置を確認するイメージ図

3点を順番に確かめると、装備を重ねたときのずれにも気づきやすくなりますよ♪

3Mの装着案内も、マスクのサイズと、メガネなどほかの保護具との相性を確認するよう案内しています。

保護メガネ自体の形は、草刈り用保護メガネの選び方で比べてみてください。

筆者が使うハイラック350・355の違い

筆者は複数のマスクを試した後、興研の ハイラック350 と355を使っています。

着け心地、息のしやすさ、メガネの曇りにくさを高く評価しており、現在使い続けている2種類です。

筆者が使う興研ハイラック350の青い箱と355の緑の箱
筆者が使っているハイラック350(左)と355(右)。箱の表示でも型番と排気弁の有無を確認できます。
比較点ハイラック350ハイラック355
国家検定の区分DS2DS2
排気弁なしあり
ひもの方式二本ひも式二本ひも式
興研が示す認証DS2・N95DS2
筆者の評価装着感・呼吸・メガネとの相性を高く評価同じ3点を高く評価
ハイラック350と355の内側を並べた筆者の実物写真
左がハイラック350、右がハイラック355の内側。どちらも頭部に掛ける二本ひも式です。

ハイラック355 には排気弁があり、排気弁のない350との分かりやすい違いです。

ただし、筆者の感想から「355なら誰でも曇らない」とは決められません。

メガネの形や顔へのフィットで使い心地は変わるため、最初は少量で自分の装備との相性を確かめると選びやすいですよ♪

排気弁のない ハイラック350 は、メガネと重ねたときのフィットも確かめながら選びたい方の候補です。

型番と認証の違いは、興研の製品一覧とハイラックシリーズ資料で確認できます。

着ける前と使用中に確かめたいこと

毎回、顔への密着を確認する

マスクを着けたら、鼻・頬・あごの位置を整え、ひものねじれを直しましょう。

その後、製品の説明書に従ってフィットチェックを行います。

顔を動かすとすき間ができる、メガネがマスクを押し上げる、といった場合は、位置を調整してから作業を始めてください。

フィットが得られないまま草刈機やブロワーを動かさず、別のサイズ・形のマスクも検討しましょう。

汚れ・破損・息苦しさがあれば交換や中断を判断する

使い捨て式は、汚れや変形、ひもの傷みを見つけたら製品の説明書に従って交換します。

呼吸が苦しいときや暑さで体調が悪いときは、機械を止め、安全な場所で休んでください。

暑い日の庭仕事では、水分をとり、作業する時間帯も調整しましょう。

厚生労働省の熱中症予防案内も、暑さを避けることとこまめな水分補給を勧めています。

農薬散布にはラベルで指定された保護具を使う

この記事で扱うのは、草刈りや庭そうじで舞う粉じんへの備えです。

除草剤や殺虫剤を散布するときは、薬剤の種類と製品ラベルに記載されたマスク・保護メガネ・手袋を確認してください。

農林水産省の農薬安全資料も、農薬容器や包装の表示に基づいて保護具を着用するよう案内しています。

粉じん用マスクを手元に持っていても、農薬のラベルで求める保護具を省かないことが大切です。

草刈り・庭そうじ用防じんマスク:まとめ

この記事は「草刈り・庭そうじ用防じんマスクの選び方!DS2・排気弁・メガネとの相性」について書きました。

選ぶときは作業内容と機械の説明書を確認し、国家検定の表示、顔への密着、保護メガネとの相性を順に見ていきましょう。

  • DS1・DS2の数字だけで決めず、顔にすき間なく着けられる形を選ぶ
  • 排気弁やひもの方式は、着け続けやすさと装備の重なりで考える
  • 暑さや息苦しさを感じたら、機械を止めて休む
  • 農薬散布では、必ず薬剤ラベルの保護具指定に従う
シバボー シバボー
マスクを決めたら、保護メガネやほかの装備も一緒に着けて確かめよう!

目・顔・耳などの装備をまとめて確認したい方は、草刈りに必要な保護具一式も参考にしてください。

粉じんが舞う場所では、作業の仕方とマスクのフィットの両方を整えてから始めましょう♪

参考資料