庭の落ち葉を集めて堆肥づくりを続けたいとき、材料の置き場になるのがコンポスト。
畑の横に自分で作った箱があると、庭の片付けと土づくりをつなげる楽しみが広がりますよね♪
でも、「木材で作っても大丈夫?」「底やふたは必要?」と、形を決めるところで迷うことも。
箱の形だけでなく、雨の入り方や水はけ、材料を混ぜる作業まで考えておくと、管理を続けやすくなります。
そこでこの記事では、筆者が畑の横で使っている自作木製コンポストの実例と、堆肥づくりで押さえたい管理のポイントを紹介します!
これから自作を考える方も、庭の広さや作業のしやすさに合う形を考えてみましょう♪
というわけでこの記事は、「木製コンポストを自作!1m角の実例と堆肥づくりの管理ポイント」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 庭や畑の横に、木製コンポストを自作したい方
- ふた・底・通気の考え方を知りたい方
- 落ち葉などを使い、堆肥づくりを続ける場所を用意したい方
筆者の自作コンポストは、畑の横に置いた1m角の木製箱
筆者が使っているのは、木材で作った1m角のコンポストです。
ふたを付け、底は作らず、側面には通気用の隙間を設けて畑の横へ設置しています。
| 部分 | 筆者のコンポスト |
|---|---|
| 材料 | 木材 |
| 大きさ | 1m角 |
| ふた | あり |
| 底 | なし |
| 通気 | 側面に隙間あり |
| 設置場所 | 畑の横 |
この箱に落ち葉・米ぬか・コーヒーかす・おが粉などを入れ、芝生用の堆肥づくりを試行錯誤しているところ。
できた堆肥を芝生へ使う段階にはまだ進んでいないので、ここでは箱の構造と管理の考え方をお伝えします。
木製コンポストの作り方を考えるときは、この構造に加えて、中身を動かす方法まで決めておきましょう♪
木製コンポストの作り方で考えたいこと
1m角という大きさより、混ぜる作業のしやすさを優先しよう
筆者の箱は1m角ですが、どの庭でも同じ大きさにする必要はありません。
集まる材料の量に加えて、箱の奥へ道具が届くか、周囲で体を動かせるかを考えるのがポイント。
- 中身を混ぜる場所と、取り出した材料の一時置き場を確保する
- 材料を運ぶ通路をふさがない
- 箱の高さは、無理に身を乗り出さず作業できる高さにする
- 前面を開ける構造にする場合は、材料の重みで外れない固定方法を考える
背伸びして奥の材料を持ち上げるより、少量ずつ動かせる形のほうが作業を続けやすいですよ♪
ふたは雨よけ、側面の隙間は通気を考える部分
堆肥づくりには、水分と空気の両方が必要です。
ふたで雨の入りすぎを抑え、側面からも空気が通る形にしておくと、湿り方を調整しやすくなります。
通気用の隙間があっても、材料が固く詰まっていれば内部の空気は不足するので、箱の構造だけに任せきりにしないことが大切。
ふたは風で飛ばないよう固定し、開けた状態で落ちてこない仕組みにしましょう。
底なしの箱は、水はけのよい土の上へ
底を設けず土の上に置く方法は、水が抜けやすく、土の生き物が材料へ入りやすい構造です。
ただし、雨のあとに水がたまる場所では、底なしでも過湿になりやすい点に注意が必要。
| 設置前に見るところ | 考え方 |
|---|---|
| 雨のあとの地面 | 水たまりが長く残る場所を避ける |
| 日差しと風 | 強い乾燥や温度変化を受けにくい場所を選ぶ |
| 周囲の空間 | 混ぜる・運ぶ・取り出す作業の余裕を残す |
| 建物や境界との距離 | においや虫が気になったとき、管理し直せる配置にする |
木製容器や置き場所の考え方は、RHSの家庭での堆肥づくりガイドでも紹介されています。
木材の傷みと、突き出した金具を点検しよう
屋外の木製箱は、雨や湿った材料に触れ続けるため、板の傷みや固定部分の緩みを確認します。
釘やねじの先端、ささくれが手や道具に触れる状態になっていたら、材料を足す前に補修しましょう。
- ぐらついた箱や落下するふたは、補修するまで使わない
- 解体材を使う場合は、付着物や木材の処理履歴を確認する
- 塗装・防腐処理した木材のおが粉や木片を、堆肥の材料に混ぜない
木材を切る・穴を開ける工程では、使う工具の説明書に従い、材料を固定して保護メガネなどを着用してください。
落ち葉・米ぬか・コーヒーかす・おが粉は、偏らせずに扱おう
筆者が組み合わせているのは、落ち葉・米ぬか・コーヒーかす・おが粉など。
どれかをたくさん入れればよいというより、水分や空気の通り方を見ながら管理することが大切です。
| 材料 | 管理で気を付けたいこと |
|---|---|
| 落ち葉 | 乾燥した塊や、枝・ゴミの混入を確認する |
| 米ぬか | 一か所に固めず、ほかの材料と混ぜる |
| コーヒーかす | 湿った塊のまま重ねず、ほかの材料へ分散させる |
| おが粉 | 無処理の木材由来か確認し、細かな材料だけに偏らせない |
家庭のコンポストでは、病気や害虫の被害がある植物、種付きの雑草、除草剤がかかった刈り草、肉・魚・油などの投入を避けたい材料を混ぜないようにします。
底なし・隙間ありの箱は動物の侵入を完全に防ぐ構造ではないため、生ごみを増やして虫や動物が寄る場合は投入を止め、材料と容器を見直してください。
少量から始めたい方は、袋で作る落ち葉堆肥の手順も参考にしてみてください♪
管理は「湿り方・空気・新しい材料」を分けて確認
乾きすぎと水浸しの、どちらも避ける
材料は、絞ったスポンジのような湿り方を目安にします。
表面だけで決めず、中の乾き具合や、底に水がたまっていないかも確認しましょう。
| 状態 | まず見直すところ |
|---|---|
| 乾いて分解が進みにくい | 少しずつ水を補い、内部までなじませる |
| べたつき・強いにおいがある | 雨の流入や排水を確認し、乾いた材料を混ぜて空気を入れる |
| 外側と中央で湿り方が違う | 材料の位置を入れ替え、偏りを減らす |
材料の変化を見ながら、水を足すか、空気を入れるかを考えてみてください♪
切り返しは、体に無理のない量で
切り返しは、材料を混ぜ直して空気を入れ、湿り方の偏りを減らす作業です。
箱の外側と中央、上と下の材料を少しずつ入れ替えると、状態も確認できますよ♪
作業用手袋を着け、粉じんが出る作業では防じんマスクを使い、道具の先端を足元や人へ向けないようにしてください。
息苦しさや体調の変化を感じたら作業を中止し、風が強く粉じんが舞う日も無理をしないことが大切です。
足し続ける材料と、熟成させる材料を分けよう
新しい材料を足すたびに、まだ分解していない部分も増えていきます。
使う段階へ進めるときは、投入を止めた一まとまりを熟成させるか、古い材料を別の場所へ移して管理しましょう。
- 材料を足した日と種類を記録する
- 混ぜたときの湿り方・におい・温度の変化を書く
- 熟成させる分へ、新しい材料を混ぜ込まない
「何日たったか」だけでなく、色・におい・材料の残り方を合わせて見るのがポイント。
暗い褐色でほぐれやすく、土のようなにおいになったかを確認し、混ぜたあとも再び熱くなる材料や強いにおいが残る材料は、芝生へ使わず熟成を続けます。
芝生用の堆肥を目指して、まずは作る過程を記録
筆者は、スーパーグリーンフードのように芝生の手入れへ役立てたいと思い、材料を組み合わせながら試しているところです。
市販品はメーカーが原料や製造方法を管理した微生物資材なので、家庭の材料を混ぜるだけで同じものになるとは扱いません。
今後の取り組みでは、次のような記録を残していくと、管理の変更と材料の変化を振り返りやすくなります。
| 記録すること | 次に判断したいこと |
|---|---|
| 材料の種類・投入日 | 何を入れたあとに状態が変わったか |
| 水分・におい・切り返し | 乾燥や過湿への対処がどう影響したか |
| 熟成させた期間と状態 | 未分解の材料が残っていないか |
芝生へ使うときの量や方法は、堆肥の状態と芝の種類を確認したうえで考える次の段階。
まずは未熟な材料を散布せず、堆肥づくりの管理を積み重ねていきましょう。
材料の回収には、自立する園芸バケツがあると助かる
落ち葉を集めて箱へ運ぶ補助道具には、 E-Value ガーデンバケツ 大 EGB-2N があります。
筆者の自作コンポストとは別の道具で、こちらは落ち葉の回収や土を混ぜる作業に使うものです。
E-Value EGB-2N は、スプリングで自立する構造なので、材料を集める際に口を支えながら入れる手間を減らせます♪
鋭い枝などで袋を傷めないようにし、長期間の堆肥づくりには木製箱などを別に用意してください。
E-Value ガーデンバケツ 大 EGB-2N は、コンポストへ材料を運ぶための入れ物を用意したい方に向く補助道具です。
木製コンポストの自作と管理:まとめ
この記事は「木製コンポストを自作!1m角の実例と堆肥づくりの管理ポイント」について書きました。
筆者の実例は、畑の横に置いた1m角の木製箱に、ふた・通気用の隙間を設け、底を作らない構造です。
自作するときは、大きさだけでなく、水はけ・ふたの固定・混ぜる作業の余裕まで考えるのがポイント。
材料を足した日や管理の変更を記録しながら、庭に合う続け方を探してみてください♪
落ち葉を生かす、庭の土づくりを楽しみましょう。