家庭菜園で葉物野菜を育てるなら、虫対策に用意しておきたいのが、防虫ネット。
種をまいた畝や植え付けた苗を覆い、虫が入り込むのを防ぐための園芸資材ですよね♪
でも、初めて張るときは、「ネットの幅はどれくらい必要?」「支柱にかぶせてピンで留めるだけでいい?」と迷うことも。
そこでこの記事では、葉物野菜に使う防虫ネットと支柱の選び方、トンネルを作って裾を固定する手順を紹介します!
この記事を読めば、張る前の準備から、水やりや間引きで開けたあとの閉じ方まで分かりますよ♪
というわけでこの記事は、「家庭菜園の防虫ネットの張り方!支柱の選び方と裾を固定するコツ」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 葉物野菜に初めて防虫ネットを張る方
- ネットとトンネル支柱のサイズ選びで迷っている方
- 裾や両端をどう閉じるか知りたい方
- 水やり・間引きの際にネットを開閉する方
防虫ネットを張る前に、道具とサイズを決めよう
トンネル掛けに必要なのは、ネット・支柱・固定具の組み合わせ。
たとえば、 ダイオの農園芸用防虫ネット 1.8m×5m は、支柱を別に用意して畝を覆うタイプです。
筆者も防虫ネットは葉物野菜を中心に使い、トンネル型で張ることが多いですよ♪
| 用意するもの | 役割 | 選ぶときに見るところ |
|---|---|---|
| 園芸用防虫ネット | 虫の侵入を抑える | 対象害虫に合う網目と、裾まで届く幅・長さ |
| トンネル支柱 | ネットと葉の間に空間を作る | 畝の幅と、育った野菜を収める高さ |
| パッカー・クリップ | 支柱からネットがずれるのを抑える | 支柱の太さに合うサイズ |
| Uピンなどの固定具 | 裾の浮きやめくれを押さえる | 地面との隙間を閉じられるか |
| 移植ごて・鍬 | 裾へ土をかぶせる | 通路の広さに合う大きさ |
畝の形から整える場合は、家庭菜園の畝立てに使う道具も参考にしてください。
網目は、防ぎたい虫に合わせて選ぶ
防虫ネットの「目合い」は、網目の大きさのこと。
全農の情報誌Apronは、害虫の種類に応じて目合いを選ぶことを案内しています。
| 防ぎたい害虫の例 | 目合いの目安 |
|---|---|
| コナジラミ類・アザミウマ類 | 0.4mm |
| ハモグリバエ類 | 0.6mm |
| アブラムシ類・キスジノミハムシ | 0.8mm |
| コナガ・カブラハバチ | 1mm |
この表は成虫の侵入を防ぐための目安で、アブラムシ類は羽のある成虫が対象です。
細かい網目を選ぶ際は、製品の通気性も合わせて見ておきましょう。
ここで紹介する1mm目のネットは、コナガなどを対象にトンネルを作る際の選択肢になります。
幅は支柱のカーブと両側の裾まで含める
畝の幅だけでネットを選ぶと、支柱の上にかぶせたときに裾が地面へ届かないことがあります。
必要なのは、支柱のカーブに沿って覆う分と、両側を固定する余裕。
幅1.8mの ダイオの農園芸用防虫ネット を使う場合も、設置後の支柱に沿って測り、両側に土をかぶせられるか確かめておきましょう。
長さも畝と同じ寸法ではなく、前後の口を閉じる分まで必要ですよ♪
支柱の高さは、成長した葉が触れないように考える
小さな苗にぴったりの高さで張ると、育った葉がネットに触れてしまうことも。
AJテックスの取付案内では、葉とネットが密着すると、ネット越しに産卵される場合があると説明されています。
支柱を立てたら、葉の上と横に空間が残るか確認しましょう。
支柱の間隔はネットやセットの施工案内に合わせ、途中でネットが葉へ垂れ下がらないように調整してください。
防虫ネットの張り方は「すぐ覆い、隙間を閉じる」
虫が来てからネットをかけると、苗や土にいる虫まで中へ閉じ込めてしまいます。
タキイ種苗のコマツナ栽培マニュアルも、土中の害虫に気をつけ、種まきや植え付けのあとすぐ覆う流れです。
- 畝と苗を確認し、見つけた害虫を取り除く。
- トンネル支柱を立て、葉との間に空間を作る。
- ネットを広げ、支柱にパッカーやクリップで留める。
- 両側の裾と前後の口を閉じ、地面との隙間をふさぐ。
- 周囲を一周し、浮き・破れ・葉との接触を確認する。
種まき・植え付け後は、早めに覆う
張る前に、苗の葉裏や畝の周りに虫がいないか確かめます。
ネットに穴や裂け目があれば、補修するか交換してから使ってください。
種まき後の水やりを済ませ、植え付けた苗も確認したら、そのままネットで覆いましょう♪
支柱にかぶせ、留め具でずれを抑える
ネットを支柱の中央へかぶせ、左右の裾が地面に届く位置へ整えます。
パッカーなどを使うときは、支柱の太さに合うものを選んで留めましょう。
強く引っ張って網目や縫い目を傷めず、葉に触れるたるみを整えてから、裾の固定へ進んでください。
裾と両端は、地面との隙間を閉じる
裾の固定で見るのは、ピンの本数だけでなく、地面との隙間。
AJテックスは、露地では裾を土で埋め、虫が入り込む隙間をなくす方法を紹介しています。
土をかぶせる場合は、長い裾の途中と前後の口まで、浮いた部分が残らないよう押さえましょう。
ピンで固定する方法もありますが、留めた場所の間に隙間が残ると虫が入るので、地面の凹凸まで確認してください。
黒マルチも使う畝では、ピンと土で固定する黒マルチの張り方と合わせて、ネットの裾を固定する場所も考えておくと作業を進めやすくなりますよ♪
水やりや間引きで開けたあとは、裾を戻そう
張ったあとは、葉の様子とネットの隙間を見ながら育てていきましょう。
タキイ種苗のコマツナの管理方法では、ネットの上から散水し、間引きや追肥の際に持ち上げる方法が紹介されています。
| 作業・場面 | 確認すること |
|---|---|
| 水やり | 製品の透水性を確認し、土まで水が届いたかを見る |
| 間引き・追肥 | 必要な部分を開け、作業後に裾と端を閉じる |
| 葉が大きくなったとき | 葉とネットの間に空間が残っているかを見る |
| 風雨のあと | 裾の浮き、ピンの抜け、破れを確認する |
| 葉に虫や食害があるとき | 葉裏と内部を調べ、必要な対処をする |
ダイオのメーカー案内も、設置後に内部を観察し、必要に応じて害虫を取り除くよう説明しています。
葉物野菜の畝を覆うなら、 ダイオの農園芸用防虫ネット 1.8m×5m のような資材と支柱を組み合わせ、成長に合わせてトンネルの空間も見直しましょう。
作業するときは、支柱・ピンの先端と風に気をつけよう
支柱やピンを扱うときは手袋を着け、先端を体や周囲の人へ向けずに作業してください。
強風でネットを押さえられないときは作業を中止し、風が落ち着いてから張りましょう。
ネットは園芸用として使い、火の近くには設置しないでください。
この張り方は葉物野菜を中心にしたトンネル掛けの案内なので、受粉が必要な果菜類へ使う場合は、作物ごとの栽培方法に合わせて管理しましょう。
家庭菜園の防虫ネットの張り方:まとめ
この記事は「家庭菜園の防虫ネットの張り方!支柱の選び方と裾を固定するコツ」について書きました。
防虫ネットは、対象害虫に合う網目、支柱を覆って裾まで届くサイズ、育った葉に触れない高さで選ぶのがポイント。
- 種まき・植え付け後は、虫が入り込む前に覆う。
- 両側の裾と前後の口は、地面との隙間を閉じる。
- 間引きなどで開けたあとは閉じ直し、内部も観察する。
畝のサイズに合う道具をそろえて、葉物野菜の虫対策を始めてくださいね♪