芝生の表面に枯れた葉や刈りかすが絡み、水が入りにくそうに見えてきたとき、手入れに加えたいのがサッチ取り。
芝の株元へたまったものを掻き出して、風や水が通りやすい状態を整える作業ですよね♪
でも、いざ探してみると、「普段の熊手でもサッチは取れる?」とか、「電動式まで必要な広さはどれくらい?」と迷う方も多いはず。
力任せに深く掻き込むと、元気な芝まで抜けたり、回復に時間がかかったりすることも。
そこでこの記事では、芝生のサッチ取りに使いやすい道具を5点紹介し、レーキ・手動スイーパー・電動式の違いまで解説します!
筆者宅の姫高麗芝で、手持ちレーキを使って表面の枯れ葉や軽いサッチを集めてきた経験も、実機写真と一緒にお伝えします。
この記事を読めば、サッチの量と芝生の広さに合う道具を選び、芝を傷めにくい手順で手入れを始められますよ♪
というわけでこの記事は、「芝生のサッチ取り道具おすすめ5選!レーキ・スイーパー・電動式の違い」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 芝生の表面に枯れ葉や刈りかすがたまりやすい方
- 姫高麗芝・高麗芝のサッチ取りを初めて行う方
- 普段のレーキでどこまで手入れできるか知りたい方
- 広い芝生を手作業だけで進めるのが大変な方
- エアレーションとの違いも整理したい方
芝生のサッチ取りにおすすめの道具を一覧で比較
紹介する5点を、表面を軽く集めるレーキから、広い芝生を進めやすい電動式まで並べました。
いきなり強い道具を選ぶより、目に見えるサッチの量と作業範囲に合わせるのが、芝を傷めにくい近道です。
| 外観 | 商品名 | 向いている用途 | 選ぶポイント | 購入先 |
|---|---|---|---|---|
| | 高儀 スライド式伸縮レーキ 大 | 軽いサッチと枯れ葉を手持ちの1本で集めたい人 | 爪幅と柄の長さを調整できる扇形レーキ | |
| | キンボシ 4010 | 狭い芝生や端を手元で掻き出したい人 | 8本のねじり爪・全長約645mm | |
| | キンボシ 4036 | 立った姿勢で専用レーキを使いたい人 | 12本のねじり爪・伸縮柄・刃幅約300mm | |
| | キンボシ SS-2000 | 手押しで広めの芝生の作業量を減らしたい人 | 24個のコーム・高さ4段階調整 | |
| | ハイガー HG-EMHGB32 | コード式でサッチングをまとめて進めたい人 | 作業幅320mm・サッチングブレード対応 |
軽いサッチを少しずつ集めるなら手持ちレーキ、作業範囲が広いならスイーパーや電動式まで検討すると選びやすくなります。
芝生のサッチとは?エアレーションとの違い
サッチは、刈りかすや古い根、枯れた葉などが芝生の地表付近へ重なった層。
キンボシは、放置したサッチが水・空気・肥料の通りを悪くし、生育の妨げになると案内しています。
表面に少し残る程度ならすぐに深く掻き出す必要はありませんが、雨のあとも水をはじく、芝の根元に枯れたものが絡むといった状態は確認の目安です。
サッチ取りは地表にたまったものを除く作業。
エアレーションは土へ穴や切れ目を入れる、別の手入れです。
土が硬くて水がしみ込みにくい場合は、サッチを確認したうえで、芝生エアレーションのやり方とおすすめ道具3選も参考にすると、手入れの順番を考えるヒントになります。
軽いサッチは手持ちレーキから始め、量と面積が増えるほど専用レーキ・スイーパー・電動式へ進めると、道具の役割を分けやすくなります。
芝生のサッチ取り道具の選び方
まずは手持ちレーキで表面を軽く集められるかを見る
初めてのサッチ取りで先に試したいのは、枯れ葉や刈りかすを表面から集める程度の手入れです。
扇形のレーキなら、芝の向きに沿って引きながら、株元に見える軽いサッチを少しずつ集められます。
筆者宅の姫高麗芝でも、まずは手持ちレーキで表面へ出ているものを集めるやり方です。
根元まで強く掘る専用作業とは違うため、厚く絡んだサッチを一度で取り切ろうとする道具ではありません。
落ち葉を集めることも多い庭では、落ち葉掃除におすすめの熊手・レーキ7選で、爪の素材や幅まで比べておくと便利です。
専用のねじり爪は狭い場所や根元のサッチ向け
サッチが芝の根元へ絡み、扇形レーキでは浮きにくい場所には、サッチ取り用のねじり爪が向きます。
キンボシの4010と4036は、刃先をねじった形状で、芝生でもスムーズに使える専用レーキです。
ただし、爪が強く入るほど芝へ負担もかかります。
芝が元気に伸びている時期でも、端で浅く試して芝が抜けない力加減を見つけてから範囲を広げましょう。
広い芝生は手押し式か電動式で作業量を減らす
レーキを何度も引く範囲が広がると、腕や腰へかかる負担も大きくなります。
広めの芝生には、コームを回転させる手押しスイーパーや、サッチングブレードを使う電動式が候補です。
手押し式はコードがなく、電動式は短時間で幅広く進めやすいのがそれぞれの持ち味。
電動式は回転する刃やコードを扱うため、乾いた芝生で使い、作業中に詰まりを感じたら必ず電源を切ってプラグを抜いてから確認してください。
芝が回復しやすい生育期に、乾いた日に行う
姫高麗芝などの日本芝は、休眠期ではなく新芽が動き始めてから生育が続く時期のほうが、手入れ後の回復を見ながら進めやすくなります。
TM9の年間管理でも、3月下旬ごろから必要に応じてサッチングを始める流れが案内されています。
ただし、気温や芝の生育は地域・庭の状態で変わるため、日付だけで決めるより、芝が動き始めているかを確認することが大切です。
雨上がりや朝露で芝が濡れた日は、道具が引っかかりやすく、余計に芝を傷めるおそれがあります。
乾いた日に小さな範囲から始め、作業後の芝の状態を見ながら進めましょう。
芝生のサッチ取りにおすすめの道具5選
それでは、芝生のサッチ取りにおすすめの道具を5点紹介していきます。
高儀 TAKAGI スライド式伸縮レーキ 大|軽いサッチと枯れ葉を同じ1本で集めたい方向け
1つ目の、軽いサッチや刈りかすを表面から集めたい方におすすめなのは、高儀の「 TAKAGI スライド式伸縮レーキ 大 」です。
筆者が姫高麗芝の軽いサッチ取りに使っているのが、この スライド式伸縮レーキ です。
爪を広げれば芝生の面をまとめてなぞり、狭めれば庭木の近くや端へ入れやすいのが助かるところ。
専用のサッチ取りレーキほど深く根元へ入れる道具ではありませんが、芝の様子を見ながら浅く始める用途には向いています。
「 高儀 TAKAGI スライド式伸縮レーキ 大 」は、落ち葉集めにも使えるレーキで、軽いサッチ取りから始めたい方におすすめです♪
キンボシ 芝生のサッチ取り(小)4010|狭い芝生を手元で丁寧に掻き出したい方向け
2つ目の、芝の端や小さな区画を手元で進めたい方におすすめなのは、キンボシの「 芝生のサッチ取り(小)4010 」です。
全長約645mm、刃幅約190mmの短柄タイプで、 8本のねじり爪 が備わっています。
腰を曲げる作業にはなりますが、芝生の端や飛び石の近くなど、長柄を大きく動かしにくい場所へ狙いを付けやすい形です。

庭全体を一気に仕上げるより、サッチが見える場所を少しずつ手入れしたい人向け。
爪を押し込み過ぎると芝を傷めることがあるため、最初は引く力を弱くして、出てくる量を確認しながら使いましょう。
「 キンボシ 芝生のサッチ取り(小)4010 」は、狭い芝生や端のサッチを丁寧に掻き出したい方におすすめです♪
キンボシ 芝生のサッチ取りレーキ伸縮式 4036|立った姿勢で専用レーキを使いたい方向け
3つ目の、立った姿勢でサッチ取り用の爪を使いたい方におすすめなのは、キンボシの「 芝生のサッチ取りレーキ伸縮式 4036 」です。
12本のねじり爪と伸縮アルミ柄 を組み合わせたタイプです。
刃幅は約300mmで、短柄4010より広い面を少ない往復で進めやすいのが特徴。

伸縮柄を長くすれば腰をかがめる回数を減らせますが、深く掻き込みすぎないよう力の掛け方には注意が必要です。
サッチの量が少ない場所では、何度も往復するより一度浅く試して、芝が抜けないか確認するのが安心。
「 キンボシ 芝生のサッチ取りレーキ伸縮式 4036 」は、立った姿勢で専用レーキを使い、芝生の面を少しずつ手入れしたい方におすすめです♪
キンボシ サッチスイーパー SS-2000|広めの芝生をコードなしで進めたい方向け
4つ目の、レーキで何度も引く作業を減らしたい方におすすめなのは、キンボシの「 サッチスイーパー SS-2000 」です。
コームを回転させて進む手押し式 で、サッチ取りの高さは0・5・10・15mm相当の4段階に設定できます。
本体は約5.1kg、コーム幅は約200mmで、レーキを何度も引くより押して進める作業へ変えたい場合の選択肢です。

コードがいらないぶん取り回しは軽くなりますが、湿った芝や地面の凹凸ではコームが引っかかることがあります。
広い範囲を一度に低い設定へ入れるのではなく、高めの設定から少しずつ様子を見る使い方が向いています。
「 キンボシ サッチスイーパー SS-2000 」は、コードなしで広めの芝生を手押し作業へ切り替えたい方におすすめです♪
ハイガー 電動スカリファイヤ HG-EMHGB32|コード式でサッチングをまとめて進めたい方向け
5つ目の、広い芝生のサッチングを電動でまとめて進めたい方におすすめなのは、ハイガーの「 電動スカリファイヤ HG-EMHGB32 」です。
作業幅320mmで、 サッチングブレードとバーティカルカッターに対応するコード式の芝管理機 です。
掲載している本体のみの商品でサッチングを行う場合は、対応するサッチングブレードを別途用意してください。
作業深さは+4・-4・-8・-12mm相当の4段階に調整でき、サッチの量や芝の状態に合わせて浅い設定から始められます。
一方で、重量は約9.2kgあり、コードの取り回しと98dBの騒音レベルも考える必要があります。
延長コードを使うなら、公式指定の太さ1.25mm²以上・長さ20m以下を確認し、周囲への配慮と聴覚保護具の着用も忘れないようにしましょう。
手作業が大変な広さへ向く反面、狭い芝生の端だけを少し手入れしたい場合には、専用レーキのほうが準備は手軽です。
「 ハイガー 電動スカリファイヤ HG-EMHGB32 」は、コード式で広い芝生のサッチングをまとめて進めたい方におすすめです♪
芝を傷めにくいサッチ取りのやり方
芝刈り後に、乾いた状態でサッチを見分ける
サッチ取りの前には、芝を通常どおり刈り、表面の枯れ葉や刈りかすがどこへたまっているかを確認します。
地面が濡れている日は、レーキやコームが引っかかりやすいため避けるのが無難です。
手押し式・電動式を使う前には、石・木片・金属片を取り除き、手袋・安全靴・保護メガネを着けましょう。
作業中は、子どもやペットを近づけないことも大切です。
芝の根元を指先で軽く分け、薄い枯れた層が目立つ場所から始めると、庭全体をむやみに掻き回さずに済みます。
端で浅く試してから、芝の向きに沿って引く
最初から全面へ強く道具を入れず、目立たない端で浅く一往復してみましょう。
枯れ葉や古い刈りかすだけが浮き、緑の芝が大量に抜けない力加減が目安です。
芝の向きに沿って引き、出てきたものをこまめに集めると、同じ場所を何度も掻き込まずに進められます。
一度にきれいにしようとせず、浅く試してサッチを回収し、芝が回復するかを確認する流れが大切です。
出たサッチを回収し、芝の回復を確認する
掻き出したサッチを芝生の上へ残すと、せっかく表面を整えても意味が薄くなります。
集めたものは袋へ入れ、作業した場所の芝が数日後も元気かを確認しましょう。
葉の色が落ちたり、芝が薄くなったりする場合は、次の場所を進めず、力や深さを見直してください。
芝生のサッチ取り道具おすすめ:まとめ
この記事は「芝生のサッチ取り道具おすすめ5選!レーキ・スイーパー・電動式の違い」について書きました。
芝生のサッチ取りは、表面の軽いものを集めるのか、根元へたまった層を掻き出すのか、広い面をまとめて進めるのかで道具を選ぶのが大切なポイント。
今回紹介した5点は、筆者が使う調整式の高儀、狭い場所のキンボシ4010、立って使えるキンボシ4036、コード不要のキンボシSS-2000、電動で進めるハイガーと役割もさまざまです♪
最初は小さな範囲で力加減を確かめ、あなたの芝生に合う道具と手順を見つけてください。
芝が気持ちよく育つ、整った庭づくりを♪