冬の鉢植えを寒さから守るために、庭へ取り入れたいのが、家庭用ビニール温室。
サボテンや多肉植物の鉢をまとめられると、冬の置き場所も考えやすくなります♪
でも、「晴れた日は入口を開ける?」「夜も閉めておけば暖かい?」と、使い始めてから迷うことも。
日中の暖かさだけで判断すると、夜の冷え込みを見落としたり、晴れた日に閉め切って温度が上がりすぎたりすることがあります。
そこでこの記事では、家庭用ビニール温室の冬の温度管理を、温度計の置き方・日中の換気・夜間の冷え込み対策から解説します!
この記事を読めば、育てている植物と置き場所に合わせて、換気や移動の判断をしやすくなります。
というわけでこの記事は、「家庭用ビニール温室の冬の温度管理!日中の換気と夜間の冷え込み対策」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 小型ビニール温室へ鉢を入れた後の管理を知りたい方
- 温度計の置き方や、最高・最低温度の見方で迷っている方
- サボテンなどを冬越しさせる場所と、ヒーターの使い方を見直したい方
冬のビニール温室は、日中と夜間を分けて確認しよう
晴れた日中と、日差しがなくなる夜間では、温室の中の条件が変わります。
加温しないビニール温室は、植物に合う温度を一定に保ってくれる設備ではありません。
| 確認する場面 | 見たいこと | 次の判断 |
|---|---|---|
| 晴れた日中 | 現在温度と、その日の最高温度 | 入口を開けて換気する必要があるか |
| 夜から朝 | その間の最低温度 | その植物を置き続けられるか |
| 換気や置き場所を変えた後 | 変更後の温度の動き | 開け方や鉢の位置を見直すか |
サボテンや多肉植物でも、種類によって寒さへの強さはさまざま。
植物名を確認して栽培情報の越冬条件と照らし合わせ、複数の鉢をまとめるなら、寒さに弱いものを基準に置き場所を考えましょう。
温室の大きさや棚をこれから決める方は、家庭用ビニール温室の選び方から確認してみてください。
温度計は、植物が置かれている場所を測る
今の温度だけでなく、最高・最低を記録する
朝に温室へ行ったときの表示だけでは、夜中にどこまで冷えたかは分かりません。
最高・最低温度を残せる温度計なら、見に行けなかった時間の変化も確認できます。
- 温度計の説明書で、記録が始まる条件とリセット方法を確認する
- 最高・最低の値と確認時刻をメモする
- 記録をリセットしたら、次にどの期間を測るか決める
日差し・天気・入口の開け方も一緒に残しておくと、自分の温室で温度が変わる場面を整理しやすくなります。
最高・最低・現在温度を一緒に確認できる道具の例が、シンワ測定の「 デジタル温度計 G-1 73045 」。
G-1 73045 のコード長は3mなので、表示部と測定場所を離して設置でき、センサーを鉢の近くへ置きたい場合の選択肢です。
本体の使用温度は−5〜50℃で、センサーの測定範囲とは異なるため、本体も使用条件の範囲内に設置してください。
センサーと表示部を分けて配置したい方は、 G-1 73045 のような隔測式を候補にしてみてください♪
日光やヒーターの熱を直接受ける位置を避ける
温度計やセンサーは、育てる鉢の近くで、直射日光やヒーターの熱を直接受けない位置へ。
カバーに押し付けたり、ヒーターのすぐそばだけを測ったりすると、植物の置かれた場所の判断に使いにくくなります。
棚の上段と下段など、鉢の位置で条件が違う場合もあるので、寒さが気になる鉢の周りから確かめてみましょう。
プローブ式の温度計を使う場合は、土へ挿した測定値と、空気の温度を分けて扱ってください。
晴れた日中は、入口を開けて温度を見直す
冬でも、日差しのある温室では暑さへの確認が必要です。
外の寒さだけで入口を閉め続けず、温室内の温度と植物の様子を見て換気しましょう。
開け方を変えた後も温度を確かめ、風でカバーが動かないよう固定しましょう。
| 手順 | 確認点 |
|---|---|
| 開ける前 | 植物に合う温度か、日差しが強まっていないか |
| 入口を開けたら | カバーを製品の方法で留め、風でばたつかせない |
| 開け方を変えた後 | 温度の変化と、鉢へ冷たい風が直接当たっていないか |
換気は熱を逃がすほか、湿気のこもりを減らすためにも必要。
鉢を詰め込みすぎず、傷んだ葉を取り除いて、植物の間に空気が通る余地を残してください。
外出中に晴れる日もあるため、昼間に確認できない置き場所では、管理を続けられるかも含めて考えたいところです。
夜の冷え込みは、最低温度と移動先で備える
カバーを閉めるだけで足りるか、実測で考える
日中に暖かかった温室でも、その暖かさが朝まで続くとは限りません。
天気予報の最低気温と、これまで記録した温室内の最低温度を合わせて見て、冷え込む前に置き場所を決めましょう。
不織布などを追加する場合も、植物に必要な温度を保てるかを確認し、覆うだけで冬越しできるとは決めないでください。
素材の違いは植物の防寒カバーの使い分けも参考に、日光や換気を妨げない方法を考えてみましょう。
寒さに弱い鉢を移す場所を用意しておく
温室の最低温度がその植物の越冬条件に合わない場合は、必要な明るさと温度を確保できる屋内などへ移す準備を。
移動先でも、窓際の夜間の冷え込みや暖房の風が直接当たる位置を避けることが大切です。
置き場所の考え方は鉢植えの冬越し方法で、鉢を動かす道具は鉢植え用キャスターの選び方で確認できます。
筆者もサボテンを温室へ入れ、温度計を使っている
筆者も、サボテンなどの植物を冬場に温室へ入れています。
温度計を置き、温室での使用に対応したヒーターをタイマーで稼働させているのが、わが家の管理方法。
ここで分けて考えたいのが、時間を決めるタイマーと、温度に応じて動作を切り替えるサーモスタットです。
| 道具 | 主な役割 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| タイマー | 通電する時間帯 | 通電していない時間の冷え込み |
| サーモスタット | 設定に応じた温度制御 | センサーの位置・設定と実際の温度 |
| 温度計 | 測った場所の温度 | 植物の周りで必要な温度を保てているか |
タイマーの設定だけでは、日ごとの気温差に合わせて温度を制御することはできません。
わが家と同じ運転時間を当てはめるのではなく、自分の温室での最低温度を確かめることから始めましょう。
ヒーターは、温室と制御機器の対応まで確認する
ヒーターを使う場合は、その温室で使用できることと、製品指定の設置条件を確認してください。
温室側に火気や高温になる物の使用を禁止する注意がある場合は、ヒーター側の用途だけで判断しないことも必要です。
- カバー・鉢・可燃物との距離は、ヒーターの説明書に従う
- タイマーやサーモスタットは、ヒーターへの使用可否・負荷容量・設置環境を確認する
- 電源接続部へ水が掛からないよう、製品指定の方法で設置する
- 異臭・変形・コードの傷みなどがあれば使用を止め、メーカーへ確認する
暖房器具を布で覆ったり、小型温室へろうそくを置いたりして暖める方法は使わないでください。
家庭用ビニール温室の冬の温度管理:まとめ
この記事は「家庭用ビニール温室の冬の温度管理!日中の換気と夜間の冷え込み対策」について書きました。
冬の温室で確かめたいのは、植物の周りの温度と、昼夜それぞれの変化。
- 最高・最低温度を記録し、確認できない時間の変化を知る
- 晴れた日中は、温度と湿気を見ながら換気する
- 夜間は植物の越冬条件と照らし合わせ、移動先も用意する
- ヒーターや制御機器は、温室への対応と設置条件を守る
温度計の場所を確かめ、次の朝から最高・最低温度をメモしてみてください。
鉢の置き場所を整えながら、無理なく冬の植物を見守っていきましょう♪