朝の冷え込みが気になり始めると、庭やベランダの植物にも防寒カバーを掛けたくなりますよね。
ただ、不織布・ビニール・プチプチが並んでいると、「どれを、どこに使えばいいの?」と迷うことも。
選ぶときは、覆いたい場所と素材の性質を分けて考えるのが出発点です。
筆者も庭の植物や野菜の防寒に、覆いを使っています。
そこでこの記事では、素材の使い分けからサイズ選び、掛け方、風への備えまで紹介します!
というわけでこの記事は、「植物の防寒カバーの選び方と掛け方!不織布・ビニール・プチプチの使い分け」について書きました。
この記事がおすすめな人
- 不織布・ビニール・プチプチの違いを知りたい方
- 鉢植えに合うカバーのサイズや形を選びたい方
- 庭の植物に覆いを掛け、風でめくれにくくしたい方
- サボテンや多肉植物の防寒を見直したい方
植物の防寒カバーは、素材と覆う場所で使い分ける
まず区別したいのは、葉や株の周りを覆う使い方と、鉢の側面を包む使い方です。
素材が違えば、空気や水の通り方、日中の管理も変わってきます。
| 素材 | 主な使い方 | 気を付けたいこと |
|---|---|---|
| 園芸用不織布 | 葉や株の周りを軽く覆う | 厚さで光の通り方が変わるため、製品の用途を確認 |
| ビニール | 支柱などで空間を作って覆う | 日が当たると内部が暖まり、蒸れやすいため開閉して管理 |
| プチプチなどの気泡緩衝材 | 鉢の側面を包んで根の周りの冷えに備える | 鉢底の排水口をふさがず、葉を密閉しない |
園芸用不織布は空気や水を通す素材ですが、雨を避ける屋根の代わりにはなりません。
冬の雨を避けたい植物では、覆いの素材だけでなく、雨が当たる場所かどうかも確認しましょう。
カバーを掛ければ、どの植物も屋外で冬越しできるわけではない
防寒カバー自体が熱を出すわけではなく、冷え込みが続けば内部も冷たくなります。
寒さに弱い植物を屋外に置けるかどうかは、種類や地域、置き場所によって違うもの。
- 植物の名前を確認し、耐寒性や冬の管理方法を調べる
- 天気予報の最低気温と、庭・ベランダの冷え方を見比べる
- 屋外での管理が難しい場合は、凍結しない適切な場所へ移す
まず室内に移すべきか迷うときは、鉢植えの冬越しと置き場所の考え方も参考にしてみてください。
筆者は庭の植物や野菜の防寒に覆いを使用
筆者が防寒の覆いを使っているのは、サボテンや多肉植物、ロックガーデンの植物、そして野菜です。
不織布・ビニール・プチプチを掛け、風でめくれないようピンで留めたり、周りの岩を置いたりしています。
ただし、サボテンや多肉植物でも耐寒性は種類ごとに異なり、冬の過湿が苦手なものもあります。
同じ覆い方をすべての株に当てはめず、その植物に合う置き場所と、雨や湿気への対処を考えたいところ。
| 筆者が実際にしていること | この記事で整理するポイント |
|---|---|
| 不織布・ビニール・プチプチを使う | 葉を覆う用途と鉢を包む用途を分ける |
| ピンで固定する | 根を避け、すそを留める位置を選ぶ |
| 周りの岩を置く | 株や覆いの天井に重さを掛けない |
ここからは、こうした覆いを選ぶとき・掛けるときの確認ポイントを見ていきましょう♪
防寒カバーのサイズは、支柱と固定するすその分まで確認
「高さが合っているから大丈夫」と選ぶと、枝の横幅や固定する分が足りないこともあります。
袋型なら、商品説明の幅が平らに置いたときの寸法なのか、直径なのかまで確認しておきましょう♪
測っておきたいのは、高さ・横幅・すその位置
カバーを掛ける前に見たいのは、株のいちばん高い場所と、横に張り出した葉や枝。
支柱やフープを使う場合は、その外側から覆える寸法が必要です。
- 株の上から、すそを固定したい位置までの高さを測る
- 葉・枝・支柱を含めた最も広い部分を確認する
- 製品の寸法図を見て、植物を押し込まずに覆えるか比べる
- 開口部や留め具の位置を確認し、点検や水やりで開けられるか見る
鉢を丸ごと包む形なら鉢の高さも含め、地植えなら地面に留めるすそまで届くかを見ておきましょう。
袋型とシート型は、掛け外しのしやすさで選ぶ
袋型の 植物の防寒カバー は、形が合えば上から掛けて開口部を留めやすいタイプ。
シート型なら、横に広がる株や複数の鉢に合わせた形を作りやすくなります♪
| 形 | 合わせやすい場面 | 購入前の確認 |
|---|---|---|
| 袋型 | 単独の鉢や、まとまった形の株 | 開口部の広さ、閉じ方、枝を傷めず掛けられるか |
| シート型 | 横に広がる株、低い支柱の覆い | 必要な面積、すその余裕、固定道具 |
どちらも、葉を折り曲げて無理に詰め込むサイズは避けたいところです。
不織布の掛け方は、葉を押さえない形から考える
不織布は軽い素材なので、作物によっては直接掛ける使い方もできます。
ただ、折れやすい葉やトゲのある株では、引っ掛かりや重みを避けるために支柱などで空間を作る方法も選べます。
葉の上と横に余裕を作ると、覆いを掛け外しするときも株に引っ掛かりにくくなります♪
支柱を使って手作りする場合の手順
既製の袋型が合わない場合は、園芸用不織布と支柱・フープを組み合わせる方法もあります。
手袋を着け、支柱の先端が露出する場合は専用キャップなどで保護して作業しましょう。
- 葉や枝に触れにくい位置へ、ぐらつかないよう支柱を設置する
- 支柱の先や角に、不織布が引っ掛かる場所がないか確認する
- 株の上に余裕を残して不織布を掛け、すそまで下ろす
- すそを固定し、一部を開けて株の様子を見られる形にする
根が詰まった鉢へ支柱を無理に差し込むと傷めるおそれがあるため、鉢の外側に置くフレームなども検討してください。
厚い不織布ほどよい、と決めつけない
厚手の不織布は、薄手と比べて光が通りにくくなることがあります。
用途や透光性の説明を読み、掛けっぱなしにしてよいかも製品ごとに確認するのが基本です。
畑でのべたがけやトンネルを詳しく知りたい方は、家庭菜園の霜対策と不織布の使い方で紹介しています。
鉢植えのプチプチは側面に巻き、鉢底をふさがない
鉢植えの根の周りの冷えに備える方法のひとつが、鉢の外側に気泡緩衝材を巻く使い方です。
葉や株全体をビニールで密閉する使い方とは分けて考えましょう。
鉢の側面を包み、底は排水できる状態を保つのがポイントです。
排水口と土の表面は、確認できる状態にする
鉢の側面に巻いたら、ひもなどでずれないよう留め、底の穴が覆われていないか確認します。
土の表面が見えれば、乾き方や水やりの必要も判断しやすくなります♪
- 鉢底の排水口を包み込まない
- 受け皿に水をためたままにしない
- 鉢を持つ際に、緩衝材やひもだけをつかまない
- 鉢を浮かせる場合は、ぐらつかない専用の鉢脚などを使う
プチプチを巻いても、寒さに弱い株そのものの耐寒性が高くなるわけではありません。
ビニールで葉の周りを覆うときは、開閉できる形に
透明なビニールでも、日中の日差しで内部が暖まり、湿気がこもることがあります。
使う場合は葉に張り付かない空間を確保し、天気や内部の状態に応じて開けられる形が必要です。
棚や複数の鉢をまとめて覆いたい場合は、家庭用ビニール温室の選び方も合わせて見てみてください。
防寒カバーの風対策は、すそを地面で固定する
筆者もピンや周りの岩を使っていますが、重しを載せる位置には気を付けたいところ。
岩は地面に広げたすそに置き、植物の上や、支柱で持ち上げた覆いの天井には載せません。
固定するのは、地面に広げたすその部分です。
ピンを使う場所と、岩の形を確認
固定ピンは根や埋設物の位置を避け、硬い場所へ無理に押し込まないようにしましょう。
鉢の中へ差し込むより、周囲の地面や外側のフレームで固定できるか先に考えると、根を傷める心配を減らせます。
| 固定方法 | 確認したいこと |
|---|---|
| 地面にピンで留める | 根や埋設物を避ける/抜けかけていないかを見る |
| すそに岩を置く | 株を押さえない/尖った角で素材を破らない |
| フレームにクリップで留める | 強く引っ張りすぎない/クリップが外れないかを見る |
尖った岩しかない場合は、素材を傷めにくい重しを選んでみましょう♪
強風の前に点検し、危ない状態なら取り外す
すそだけ留まっていても、覆いが大きく膨らむと支柱や鉢ごと動くおそれがあります。
強風の予報が出たら固定部と支柱を点検し、飛びそうな覆いは風が強まる前に取り外すなど対処してください。
覆いを外すことで寒さへの備えが足りなくなる鉢は、移動できる安全な場所をあらかじめ考えておきましょう。
掛けたあとは、日差し・湿気・株の変化を点検
防寒カバーは掛けて終わりではなく、中の植物を見ながら使う道具です。
特にビニールや気泡緩衝材で葉の周りを覆う場合は、晴れた日の温度上昇と湿気に注意が必要です。
| 点検のタイミング | 見ること | 対応の例 |
|---|---|---|
| 晴れて日が当たる日 | 内部の暑さ、結露、葉の状態 | 必要に応じて開ける・外す |
| 雨や雪のあと | 水たまり、覆いのたるみ、支柱 | 荷重を取り除き、排水や固定を確認 |
| 冷え込みの前 | すそのめくれ、株に合う置き場所 | 覆いを整え、必要なら移動 |
| 暖かい日が続くとき | 蒸れ、伸びた芽、葉への接触 | 覆いを外す時期や形を見直す |
葉が変色したり、軟らかくなったり、異臭がしたりしたら、防寒だけで解決しようとせず、植物の種類に合った管理方法を確認しましょう。
春に外すときと、次の冬へ片付けるとき
寒の戻りに注意しながら、植物と地域に合わせて覆いを外す時期を決めます。
長く覆っていた植物は、いきなり強い日差しに当てず、徐々に外の条件へ慣らすことも大切です。
- 破れ・留め具・支柱の傷みを確認する
- 清掃や洗濯の可否は、製品の説明に従う
- 濡れたまま畳まず、乾かしてから保管する
不織布でも洗濯できない製品があるため、「布だから洗える」とは判断しないでください。
植物の防寒カバー は、掛け外しがしやすい形を選ぶと、日々の点検にも取り掛かりやすくなります♪
植物の防寒カバーでよくある疑問
100均の材料で手作りしてもよい?
値段や購入先より、園芸用としての用途、必要な寸法、固定できる形かを確認しましょう。
不織布でも用途によって性質が異なるため、衣類用などの素材を園芸用と同じつもりで使わないことが大切です。
不織布とビニールを重ねれば、寒さ対策は十分?
重ね方だけで冬越しを保証することはできません。
ビニールを加えると湿気や熱がこもりやすくなるため、必要性と開閉の管理を含めて判断してください。
サボテンや多肉植物は、全部同じ覆い方でよい?
種類によって寒さへの強さや冬の管理方法が違います。
名前や耐寒性が分からない株は、覆いだけに頼らず、購入先の管理案内などを確認しましょう。
植物の防寒カバーの選び方と掛け方|まとめ
この記事は「植物の防寒カバーの選び方と掛け方!不織布・ビニール・プチプチの使い分け」について書きました。
植物の防寒カバー は、素材の名前だけでなく、どこを覆い、どう管理するかまで考えて選びたい道具です。
筆者も庭の植物や野菜に覆いを使い、風対策としてピンや周りの岩で固定しています。
- 不織布・ビニール・プチプチは、用途と空気・水の通り方を分けて考える
- サイズは葉や支柱に加え、固定するすその余裕まで確認する
- 鉢に巻くプチプチで、排水口をふさがない
- 岩やピンはすそで使い、植物に重さを掛けない
- 掛けたあとも天気と株の様子を見て、必要なら開ける・移動する
まずは覆いたい株の大きさと、冬の置き場所を確認するところから始めてみてください♪
以上、「植物の防寒カバーの選び方と掛け方!不織布・ビニール・プチプチの使い分け」についてでした。